TOP > 高校留学World情報通信 > 高校留学で失敗する人の特徴とは?失敗させないためのポイントも紹介
高校留学で大きく成長する方も多いですが、その一方で成果を得られず「留学に失敗してしまった」と感じる方も一定数存在します。費用をかけて留学することから、失敗は避けたいと思う方も多いのではないでしょうか。
この記事では高校留学で失敗する人の特徴や、留学で失敗しないためのポイントを紹介します。また、留学に不安を抱えている方のために、モチベーションを高められる英語表現も合わせて紹介します。高校留学を成功させたいと考えている方は、ぜひ参考にしてください。
高校留学に失敗したと感じる瞬間としては、次のような例が挙げられます。
それぞれ具体的なシチュエーションを紹介します。
高い志をもって留学したものの、「留学先の学校の勉強が難しすぎてついていけない」と感じると留学したことを後悔する方も多いです。英語での授業内容に理解が追いつかず、課題やテストで良い成績が取れないと、如実にスコアに表れて自信を失ってしまいます。当然成績不良だと進学先にも影響するため、日本で勉強すればよかったと思うかもしれません。
留学しているにも関わらず、なかなか英語が話せるようにならない場合は失敗したと感じやすいでしょう。日々のコミュニケーションや授業内容の理解が難しいことはもちろんですが、留学までしているのに英語を話せないという事実にショックを受ける方もいます、
学校選びを間違えてしまった場合も、留学が失敗したと感じることがあります。自分の興味や学習目標に合わない学校では、モチベーションの維持も難しいでしょう。たとえば、自由を求める気持ちが強いにも関わらず、規律の厳しいボーディングスクール(Boarding School)に入学すると、後悔するかもしれません。
留学先で相談できる友達ができない場合も、失敗したと感じる方が多いです。文化の違いや言語の壁により、コミュニケーションが苦手な方にとっては日本よりも友達を作ることが難しいでしょう。
高校留学が失敗したと感じる瞬間について紹介しましたが、このように失敗を感じる人に共通する特徴としては次のような点が挙げられます。
高校留学で成果を得るには、このような行動は避けましょう。それぞれの失敗しやすい行動について詳しく解説します。
留学することで自分が何を達成したいのか、どう成長したいのかという明確な目的がないと、留学のモチベーションを維持できません。目的がないまま留学するとただ時間を過ごすことになってしまい、英語力も伸びず成績も伸び悩んでしまうでしょう。
留学で失敗しないためには、ぶれない目標を1つは用意しておくことをおすすめします。流暢に英語が話せるようになりたい、TOEICなどの試験で高得点を取りたい、留学先の大学へ進学したいなど、目標は何でも構いません。「Where there’s a will, there’s a way.(意志あるところに道は開ける)」ともいいますから、目標を持つことは重要です。
留学先では積極的に行動しないと、友達を作ることも授業についていくこともできません。最初は留学生という「ゲスト」として扱われるかもしれませんが、次第に一人の「クラスメート」として扱われます。いつまでも受け身の状態では友達もできませんし、現地の文化を体験したりする機会を逃してしまうかもしれません。
クラスメートにも英語で積極的に話しかけ、授業で分からないことがある場合は臆せずに質問しましょう。自分から話しかけることで、英語力も上達します。英語には「Fortune favors the bold.(幸運は勇敢な者を好む)」ということわざもありますから、積極性を意識しましょう。
せっかく高校留学しているのに日本人のコミュニティーにばかり参加していては、英語力はまったく上達しません。限られた留学期間で英語力を向上させるには、現地の友達や他国からの留学生など、英語でのコミュニケーションが必須となるコミュニティーに参加しましょう。
もちろん、たまには英語ではなく日本語を話したいと感じる瞬間もあるでしょう。精神的に辛くならないために、日本人の友達と交流することも必要です。ただし、留学を成功させるためには、日本人コミュニティーと外国人コミュニティーのバランスに気をつけてください。比率でいうと日本人コミュニティーを「3」、外国人コミュニティーを「7」程度にするといいでしょう。
高校留学で失敗する人は、プライベートの時間の多くを1人部屋で過ごしている傾向にあります。部屋に籠って課題に取り組むことは構いませんが、YouTubeやネットフリックスばかり見ている留学生は、成果を得られないことが多いです。
高校留学を成功させる人は、課外活動に参加したりホストファミリーと交流したり、積極的に外部と交流していることが特徴です。「No man is an island.(人は一人では生きていけない)」というイギリスの詩人の言葉を用いる方もいます。ぜひ留学先では、他人との交流を重視してみてください。(このような英語のフレーズを覚えていくと、会話にも役立てられます)
自分自身の管理ができず、自堕落な生活を送ってしまう方も高校留学に失敗しやすいです。自己管理ができない留学生は、遅刻や欠席による成績不良はもちろん、慣れない環境で体調不良になってしまうこともあります。
また、課題の提出日を守れなければ成績がつきませんし、テスト勉強にも計画的に取り組む必要があります。一夜漬け(all-night cram session)は身体にも悪く、記憶も定着しませんから、留学中はスケジュール管理に注意してください。「The early bird catches the worm.(早起きは三文の徳)」です。
ここまで紹介した要素もふまえ、高校留学を失敗させないためには次のポイントを意識してみてください。
それぞれのポイントについて具体例を挙げながら解説します。
まず、出発前に目標設定を行いましょう。留学中は設定した目標を忘れないことも重要です。先述したような語学試験のスコアを目標にしても構いませんし、「海外の友達を〇人」作る「留学先の国の名所を〇箇所訪れる」などの目標でもいいでしょう。
大切なことは、出発前の目標を留学中の行動指針とすることです。「Shoot for the moon.(月を目指せ|大志を抱け)」という意思を持ち続けましょう。ただし、出発前の目標に固執する必要はありません。
留学先の選択肢は多岐にわたりますが、自分の目的にあった留学先を選ぶことが重要です。留学先の国や学校によって特色は異なるため、自分の留学目的を加味して選ばなければなりません。留学先の選び方が分からない方は、ぜひ一度「高校留学World」に相談してみてください。高校留学Worldでは毎年150名近くの留学生を送り出しているため、さまざまなニーズに対応できます。
たとえば留学先の国については、主な英語圏の国を挙げるだけでも次のような選択肢があります。
留学先 |
主な特徴 |
アメリカ |
留学できる学校の選択肢が多い 文化・技術の最先端に触れられる 物価が高く費用は高い |
カナダ |
治安も交通の便もよく高校生にもおすすめ 綺麗なアメリカ英語を話せる 入学に際して高いレベルの英語力が求められない 留学費用を抑えやすい |
イギリス |
少人数制の学校が多い アジア人や日本人留学生の比率が低い イギリス系大学の進学に有利 |
アイルランド |
低予算でブリティッシュ英語を学べる 日本人やアジア人留学生は少ない 公立高校への正規(卒業)留学は難しい |
オーストラリア |
フレンドリーな気質で友達を作りやすい 南半球の大学へ進学しやすい |
ニュージーランド |
卒業に必要な必須科目が少ない 公立高校も留学生の受け入れに積極的 |
このように留学先の国ごとに特徴があるため、文化や風習はもちろん、留学後の進路も見据えて留学国を決めることが重要です。また、昨今では円安が進み留学に必要な費用が高騰していることから、予算も含めて検討したほうがいいでしょう。
留学先の国だけではなく、学校選びも重要です。主な留学方法の選択肢としては、次の4種類があります。
ボーディング留学とは、寄宿制(寮制)高校であるボーディングスクールへ入学することです。世界中から集まった留学生と暮らせるため、英語力の上達も早く、高いレベルの教育も期待できます。学生寮に入るため、授業料や生活費を含めた留学費用は高額ですが、ボーディングスクールは入学後の面倒見が非常にいいため人気の高い留学方法です。
→こちらの記事でボーディングスクールについてご紹介しています!
正規留学は公立・私立を問わず、海外の高校を卒業することが目的の留学プログラムです。また、正規留学するほどの自信がない方にも、長期休暇を利用した短期留学という選択肢があります。
そして、海外の高校で単位取得を目指すのではなく、あくまでも国際交流を目的としているのが交換留学です。ほかの方法と比べるとリーズナブルな費用で留学できることが特徴で、アメリカとのアメリカ交換留学は1年間限定のプログラムが組まれています。
留学前の準備を徹底することも、留学を成功させるためには欠かせません。留学するには留学先の試験をパスするだけではなく、パスポートやビザの用意、留学中の滞在場所選びなど、やるべきことがたくさんあります。留学してから困らないためにも、日本でできる準備は徹底しておきましょう。
高校留学Worldをご利用いただく場合は無料カウンセリングを受けていただき、カウンセラーと相談して留学先を決めてからお申込みいただきます。留学する日から6か月~1年程度前には申し込んでいただき、念入りに準備を進めていくことが特徴です。
留学する学校(現地の高校)が決まったら、入学願書を提出します。願書提出では「推薦状」や「過去3年間程度の成績証明書」が必要になることもあるため、日本の学校での振舞いも重要です。入学手続きと並行して、英語学習も進めていきましょう。必ずしも英語を話せないとしても留学は可能ですが、現地でスムーズに生活するためには最低限の英語力は必要です。
また、数か月単位の長期留学では、現地へ滞在するためのビザ(渡航許可書)が必要です。(留学先の学校から入学許可証を受け取ってからの手続き)さらに航空券、留学中の保険など各種手続きも進めていかなければなりません。
これらの手続きとあわせて、留学先の国の文化や風習、法律などを学ぶこともポイントです。現地で暮らす際は現地のルールに従って生活しなければならないため、あらかじめ注意点などを知っておきましょう。
このように、留学前の準備は多岐にわたります。すべて自分で準備しようとすると、肝心の英語学習や学業がおろそかになるため、高校留学Worldのような留学をサポートしてくれるサービスを利用したほうがいいでしょう。
留学後は、さまざまな人とコミュニケーションを取ることも意識してみてください。会話することで、英語力は格段と高まります。また、留学先で色々なバックグラウンドを持つ人々と交流することで、自分の人生の幅も広がるでしょう。
ホストファミリーや現地の学生はもちろん、他の留学生とも交流するといいでしょう。地域のコミュニティーに参加したり、課外活動に取り組んだり、なるべく多くの方とコミュニケーションを取れる場に飛び込んでみてください。
留学を真に成功させるためには、帰国後の進路も明確にしておく必要があります。留学後にどのような進路を目指すのか、出発前に計画しておいたほうがいいでしょう。たとえば、国際バカロレア資格(通称IB:International Baccalaureate)を取得できる「国際バカロレア認定校」へ留学すれば、獲得スコアによっては海外の難関校(アイビーリーグなど)へ挑戦することも可能です。IBは国際的に通用する大学入学資格のため、たとえ難関校へ進学しないとしても、大学でも留学したい方にとっては便利な資格です。
また、留学先の学校によって、卒業後の進路傾向も異なります。現地の大学へ進学しやすい高校もあれば、日本の大学へ戻ってきやすい高校もあるのです。自分のライフプランに沿った進路を選択できるように、留学先選びの段階で帰国後の進路もはっきりさせておきましょう。
高校留学をすればだれでも英語を話せるようになるわけではなく、中には留学を後悔してしまう方もいます。留学で失敗しないためには、目標を定めることとモチベーションを維持することが重要です。留学中は失敗を恐れず、積極的にコミュニケーションを取りましょう。英国の首相ウィンストン・チャーチルの言葉「Success is not final, failure is not fatal: it is the courage to continue that counts.(成功は決定的ではなく、失敗は致命的ではない。大切なのは続ける勇気だ)」を覚えておきましょう。
高校留学Worldでは、留学を志している高校生を全力でサポートしています。留学前から留学中まで留学を成功させるために必要な要素は網羅的に対応しているため、高校留学を考えている方はぜひご相談ください。