TOP > 高校留学World情報通信 > 留学におすすめの国ランキング!費用・治安・目的別で紹介
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「海外留学に挑戦してみたいけど、どこの国を選べばいいんだろう?」「費用ってどれくらいかかるの?治安は大丈夫かな?」
初めての留学は、期待で胸がふくらむ一方で、たくさんの疑問や不安も湧いてきますよね。大切な高校時代を過ごす場所だからこそ、国選びは絶対に失敗したくありません。
この記事では、留学先の選び方から、「費用」「治安」「目的」という3つの大切なポイントに基づいたおすすめの国まで、分かりやすく徹底解説します。

高校生が留学する場合、自分に合った留学先を見つけるために、まず押さえておきたいのが次の3つのポイントです。
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ポイント |
概要 |
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予算(費用はどれくらいかけられるか) |
国によって学費や生活費は大きく異なるため、親と相談しながら、無理のない予算計画を立てることが重要 |
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安全性(安心して生活できるか) |
慣れない海外での生活だからこそ、安心して過ごせる環境は不可欠 |
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目的(何を学びたいか、何を得たいか) |
「英語をペラペラになりたい」「将来は海外の大学に進学したい」など、留学で達成したい目標を明確にすることが、最適な国選びの第一歩 |
この3つのポイントを軸に、具体的なおすすめの国を見ていきましょう。
「留学したいけど、できるだけ費用は抑えたい。」そんなあなたに、比較的リーズナブルに留学できる国をランキング形式でご紹介します。
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順位 |
国名 |
1か月の費用目安 |
特徴 |
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1位 |
フィリピン |
25万円~40万円 |
マンツーマンレッスンが豊富で英語力が伸びやすい 物価が安く、費用を大幅に抑えられる |
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2位 |
マルタ |
25万円~40万円 |
ヨーロッパの中では費用が安いリゾート地 様々な国籍の人が集まる |
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3位 |
アイルランド |
30万円~45万円 |
イギリスよりも費用を抑えてヨーロッパで英語が学べる 自然豊かで穏やかな環境 |
フィリピン留学の最大の魅力は、なんといっても費用の安さとマンツーマンレッスンの多さです。欧米諸国に比べて物価が非常に安いため、学費や滞在費を大幅に節約できます。
また、多くの語学学校がマンツーマンレッスンを主体としているため、「集団授業だと質問しにくい」という人でも、自分のペースで徹底的に英語を学べます。短期間でスピーキング力を集中的に鍛えたい高校生には、特におすすめの国です。

地中海に浮かぶ小さな島国マルタは、ヨーロッパからの留学生に大人気の国です。公用語が英語とマルタ語なので、質の高い英語教育を受けられます。
ヨーロッパにありながら他の英語圏の国より費用が安く、温暖な気候と美しい海に囲まれたリゾート地で学べるのが大きな魅力です。様々な国籍の学生が集まるため、国際感覚を養えます。

「ヨーロッパで英語を学びたいけど、イギリスは費用が高い…」という人にぴったりなのがアイルランドです。イギリスの隣国でありながら、費用を抑えて留学できます。
温厚でフレンドリーな国民性で知られ、ヨーロッパの中でも治安が良い国の一つです。壮大な自然に囲まれた穏やかな環境で、落ち着いて勉強に集中したい人におすすめです。

子どもを送り出す親にとっては一番の関心事となる「治安」です。
ここでは、経済平和研究所が発表する「世界平和度指数(Global Peace Index 2025)」を重要な指標としつつ、「外務省 海外安全ホームページ」といった公的なデータや、留学生が巻き込まれやすい軽犯罪の発生率などを総合的に考慮し、「高校生の留学先として安心しておすすめできる国」という視点でランキングを作成しました。
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順位 |
国名 |
治安の良さ(指標) |
特徴 |
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1位 |
ニュージーランド |
世界平和度指数 3位 |
銃規制が厳しく、テロの危険性が極めて低い 自然豊かで大らかな国民性 |
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2位 |
カナダ |
世界平和度指数 14位 |
移民が多く多様性を受け入れる文化 銃規制が厳しく、治安が良いことで有名 |
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3位 |
アイルランド |
世界平和度指数 2位 |
ヨーロッパの中でも特に治安が良いとされる国の一つ 親日家が多いとも言われている |
世界平和度指数で常にトップクラスを維持するニュージーランドは、世界で最も安全な国の一つです。厳しい銃規制や政治の安定が、その高い安全性を支えています。
人々は大らかでフレンドリー。手つかずの雄大な自然に囲まれており、勉強だけでなく、日本では体験できない様々なアウトドア・アクティビティに挑戦できるのも魅力です。初めての海外生活でも、安心して過ごせるでしょう。

カナダも治安の良さで世界的に有名な国です。「モザイク国家」と呼ばれるほど様々な人種が共存しており、留学生に対しても非常に寛容でフレンドリーな文化が根付いています。
教育水準も世界トップレベルで、訛りの少ないクリアな英語を学べるのも人気の理由です。広大な国土には美しい都市と豊かな自然が共存しています。

費用ランキングに続き、アイルランドが治安ランキングでも登場です。ヨーロッパの中でも特に犯罪率が低く、穏やかな国民性で知られています。
費用を抑えつつ、安全な環境でヨーロッパ文化に触れながら英語を学びたい、という欲張りな願いを叶えてくれる国です。

ランキングには入らなかったけれど、あなたの「やりたいこと」を叶えてくれる国は他にもたくさんあります。目的別にピッタリの国を見てみましょう。
集中的にスピーキング力を鍛えたいならマンツーマン授業が豊富なフィリピン、質の高い教育環境で、総合的な英語力を身につけたいならカナダがおすすめです。
ヨーロッパ中から学生が集まるマルタなら、国際色豊かな環境で多様な文化に触れられます。「人種のサラダボウル」と呼ばれるアメリカでは、様々なバックグラウンドを持つ人々と交流するチャンスがあります。
海外の大学への進学を視野に入れているなら、大学準備コースが充実しているオーストラリアが有力候補です。また、教育大国イギリスで世界トップレベルの大学を目指す道もあります。
渡航先や期間、ライフスタイルによって大きく変わりますが、1か月の短期留学なら総額30〜50万円、1年間の長期留学なら200〜400万円程度が目安になります。
国の奨学金制度や、自治体、民間の支援制度なども調べてみましょう。
大丈夫です。多くの語学学校には、英語力ゼロから学べる初心者向けのコースが用意されています。
高校生の場合は、安全面からホームステイか学校の寮が一般的です。現地の家庭に入って文化や生活習慣を肌で感じたいならホームステイ、世界中から集まる同世代の留学生と一緒に過ごしたいなら寮がおすすめです。
それぞれのメリット・デメリットを比較して、自分に合った滞在方法を選びましょう。

今回は、高校生の留学先選びについて、「費用」「治安」「目的」の3つの視点からおすすめの国をご紹介しました。
・費用を抑えたいなら、フィリピン、マルタ
・安全を最優先したいなら、ニュージーランド、カナダ
・費用と安全のバランスを求めるなら、アイルランド
国選びは留学の土台となる、とても大切なステップです。自身の留学先として最適な国を見つけましょう。