TOP > 高校留学World情報通信 > 失敗から学べ!高校留学しても後悔するパターンとは
意気揚々と出発したあこがれの高校留学。しかし、留学するんじゃなかった…と後悔する人もいます。時間とお金を投資して選んだ留学のチャンス。自分の未来のために無駄にはしたくありません。
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意気揚々と出発したあこがれの高校留学。しかし、留学するんじゃなかった…と後悔する人もいます。時間とお金を投資して選んだ留学のチャンス。自分の未来のために無駄にはしたくありません。
留学しても無駄になるのでは?サポート会社は高額だし必要かわからない、と悩む人もいます。高校留学で後悔する人には、実はいくつかの共通パターンがあるのです。
1. 自信過剰
2. 怠惰
3. 無知
4. 楽観的
これだけ見ると、たしかに成功しそうな人には思えません。しかし、「自分は大丈夫」と思い込んでいるのがまず危険。いったいどんなパターンが後悔してしまうのか、具体例を見てみましょう。そして高校留学で後悔しないため、よくある失敗例から学びましょう。
・高校留学で渡航までに英語に慣れておかないと生活や授業面でついていけず苦労する
・高校留学でも日本人はいるので環境をコントロールしないと日本人だけとつるみ英語が上がらない
・高校留学でも授業態度は重要!遅刻や欠席が多いと卒業できない
・高校留学後の進路もしっかり考えておかないと進学チャンスを伸ばしてしまう
小さい頃から海外旅行の影響で海外に興味を持ち中学3年生の時にカナダで高校留学を決意。英語力が皆無な状況で渡航しながらも持ち前のコミュニケーション力で留学中に色んな国の友達を作ることができた。高校留学の経験が自分を大きく成長させてくれたといっても過言ではない。現在は高校留学の素晴らしさを伝えるためにディーサイド留学情報センターのカウンセラーとして勤務。
Aくんは、英語の成績は上位。高校生のうちに英語がペラペラになりたい!と1年間の留学を決意しました。行き先はアメリカ。現地のお出かけスポットを熱心に調べる一方、英語には自信があったので、「行けばなんとかなるだろう」と思っていました。留学斡旋会社から渡されたテキストも放置したまま。むかえた留学初日。ホストファミリーとの期待の対面。Aくんはハキハキと英語で自己紹介をしました。ホストマザーは笑顔で応え、緊張を和ませるための冗談を交えながら家の中を案内しはじめます。たいして肝心のAくんは、どんどん顔が青ざめていくのでした…
Aくんの身に何が起こったのか。ホストマザーの言っていることがちっとも聞き取れなかったのです。
実はこれは、英語がそれなりに得意だと思っていた人がおちいりやすい失敗です。日本の中学や高校レベルの勉強と、ネイティブが話す英語はある意味まったく違うものです。特にネイティブの発音は、学校で使用する教材の数倍は速く、人によっては早口であったり音が口にこもる話し方をするため、耳が慣れるまで100%と理解するのは難しいものです。
加えて、Aくんは「なんとかなるだろう」という自信から、しばらく英語の勉強をさぼっていました。たしかに、若いうちほど語学の吸収スピードは速く、海外で生活する方が使える英語が身につきます。しかし、「留学したらなんとかなる」と思って渡航するのは、あとで後悔する人にもっとも多いパターンです。
渡航前から一つでも多くの単語を覚えようとするのと、現地に行ってから覚えればいいと漫然と過ごしているのでは、まったく違います。慣れない英語環境ですから、最初は自己紹介が精いっぱいかもしれません。相手の言っていることが、聞き取れないと落ち込むこともあるでしょう。しかし、覚えていた英単語を片言でもつなげて話してみる。聞き取れない部分は紙に書いてもらう。そうしてお互いの意図が理解できる。小さな成功の積み重ねが、海外で学び生活していく上での自信につながります。
何とかなると思っていたけど、言われていることが全然わからない・伝わらない、と初日から落ち込んで自信喪失してしまうことがないように。渡航前は自分の英語レベルを把握するとともに、少しでも英語力の向上につとめましょう。
Bさんはニュージーランドに留学中。はじめは不安でしたが、同じクラスの日本人留学生と友達になりました。現地のクラスメイトとも仲良くなりたいと思うものの、英語は速すぎて聞き取れないし、輪に加わるには勇気がいります。くわえて、ホームステイ先の食事が口にあわず、留学先でのストレスがたまっていました。楽しみは日本人のお友達とのおしゃべり。留学先には複数の日本人留学生がいたため、休日も一緒に遊ぶようになりました。そうして最初の1年が終わり、日本に一時帰国したBさんですが…
英語での会話に自信がない。はじめは学校で友達を作るのも大変です。留学先に日本人がいる場合、ついつい日本語で会話しようと日本人同士でかたまってしまう傾向があります。最初のうちは、共通の悩みを相談できる良い仲間かもしれません。しかし、時間の限られた留学生活で、日本人と一緒に行動することに甘んじていると、英語が思っているほど上達せず後悔する人は多いのです。
日本語で会話する環境も必要ですが、なんのために留学しているのか思い出してみましょう。「日本では得られない経験をしたい」「英語力を10代の内から身につけたい」「夢をかなえるために海外の大学に進学したい」人によって目標は様々です。しかし、日本という島国の環境から飛び出して英語圏に留学している以上、だれもが「英語をもっと使えるようになりたい!」と思っていたはず。
怠惰な気持ちから日本語のぬるま湯につかっていては、せっかく海外に出てきた意味がありません。勇気を出して、ホストファミリーや学校の友人と、積極的に英語で話す機会を作りましょう。学校の勉強だけでなく、普段の生活や友人とのおしゃべりは、英語力の向上を飛躍的に助けてくれることでしょう。
Cくんは、親のすすめもあり留学でアメリカにやってきました。英語の勉強を自分なりに頑張っているものの、なかなか身についている気がしません。はじめの学期はがんばろうと思っていたCくんでしたが、成績はあまり芳しくなく、2学期からは欠席や遅刻が増えてきました。
欠席や遅刻が増えてくると、再度学校に通い、取り返そうというモチベーションがなくなってしまうものです。学校の授業になんらかの不安を感じたら、カウンセラーへ連絡し、コツなどのフォローを要請しましょう。過去の留学経験者の方々も同じような悩みを抱えているケースは多く、適切な道筋や取り組み方法を提示してくれるでしょう。
また、素行や学業の成績だけでなく、言葉や身体的な暴力を重く見ている海外の学校はたくさんあります。Fワードと呼ばれる、汚い英単語を学校で使うことは留学生・現地の学生を問わず教師から厳しく注意されます。また、最初は友人同士の些細なイザコザであっても、暴力的な行動は絶対にNGです。成績不振・欠席・問題行動など品行に問題があると見なされれば、様々な問題になります。
その他、学校でモノが盗まれたというトラブルに巻き込まれることもあります。
このように、自分の力だけでは解決は難しいと思ったら、信頼できる大人や留学カウンセラーに相談しましょう。また、日本とは違う異文化のルールを事前に知っておくことが大切です。飲酒やドラック、暴力など留学生として避けるべき行動は何か、留学前のオリエンテーションを通じて適切な知識を学ぶことをおすすめします。
Dさんは英語も上達し、海外の友人との交流も増え、充実した3年間の高校留学を終えました。日本に帰国。これからの進路はどうしようかと、海外大学の入試や日本の帰国子女枠の入試について調べはじめました。そこで、自分が留学中に選択した科目では希望の学部への入学資格はない、ということを知るのです。せっかく留学までしたのにどうしよう、と頭を抱えるのでした。
高校留学の大きな魅力の一つは、卒業後の進路の選択肢が広がること。英語力を磨き、必要な条件を満たしていれば、日本の大学だけではなく、アメリカ・イギリス・カナダ・オーストラリアといった英語圏の大学も進学先として視野に入れることが可能です。また、日本の大学へ進学を希望する場合でも、帰国子女枠の入試ならば、一般受験を避けて有名大学への入学が可能になるケースも。留学先での成績や統一試験の点数をもとに、自己推薦やAO入試への道も開かれています。
ただし、留学経験をこうした入学の選択肢につなげるには、留学前からきちんと計画を立てることが大切です。1年未満の留学の場合、帰国後は日本の学校に復学することになります。しかし、学校との確認がうまくとれておらず、留学先での取得単位が日本の学校で認められないと留年となるケースもあります。また、海外で高校を卒業する場合、大学進学を視野に入れるのであれば、入試に必要な科目や滞在年数をチェックしておきましょう。
自分の興味ある授業ばかり選択した結果、大学進学に必要な条件を満たしていない、と後悔することのないように。留学経験者から体験談を聞いて参考にしたり、留学中から卒業後の進路を留学カウンセラーに相談したり、積極的に情報を集めましょう。留学後のアフターフォローを利用するのもおすすめです。
失敗パターンだけみてみると、「留学しても大丈夫かな」と不安に思うかもしれません。しかし、留学経験を充実したものにするには、事前の準備や適切なサポートが重要だということがわかります。
留学先の気候や食べ物など、一般的な情報はインターネットで検索できても、学校の詳細な授業内容まではなかなかわからないもの。そんな時は、留学サポート会社の無料カウンセリングを利用してみるのもよいでしょう。英語力に不安がある留学生の場合、学校のESOL(非ネイティブのための英語の授業)への取り組みが充実しているかどうかは重要なポイントです。ほかにも、留学する国の文化やルール、留学生が巻き込まれやすいトラブルを防ぐ方法など、渡航前のオリエンテーションを通じて有益な情報が学べます。
現地での生活に不安がある場合、留学サポート会社が提供する現地サポートサービスを利用するのも一つの手です。現地の日本人が、銀行口座開設や携帯電話の購入といった、生活に必要な手続きのお手伝いから、遅刻・欠席や生活態度を指導する保護者がわりのサポートまで、必要に応じて充実したサポートを提供しています。
親元を離れ高校から海外留学となると、留学するご本人はもちろん、親御さんも不安を感じるもの。一度きりの高校留学のチャンスを、「やってよかった!」と一生モノの経験にするために、経験者の成功や失敗体験に耳を傾けたり、上手に留学サポートのアドバイスやサービスを活用できるとよいですね。
当センターは東京、大阪オフィスに位置しており対面カウンセリングか遠方にお住まいの型向けにzoom、電話カウンセリングを無料で実施してますので高校留学に関して詳細を知りたい方はお気軽にご相談ください。
最後まで記事を読んでいただきありがとうございました!