TOP > 高校留学World情報通信 > 【カナダ高校留学】バーナビーで実感!「1日4時間・授業選択制」のリアルと、多国籍ELLクラスで学ぶ多様性
私が留学しているのはカナダのブリティッシュコロンビア州、バーナビーという都市です。バンクーバーのすぐ東に位置していて、都会のような場所と自然豊かな場所が共存している素敵なところです。私は現在グレード10で、バーナビー学区に属するバーナビーマウンテンという高校に通っています。

日本の高校で時間割りといえば高校側から決められた6時間授業が思い浮かぶと思いますが、カナダの公立高校は1日4時間授業であり、自分で教科を選べます!
私の学校は2学期制なのですが、私の1学期の授業は1限目がELLの理科、2限目が数学基礎、3限目がELLの英語(日本でいう国語にあたります)、そして4限目がELLの社会になります。初めは3限目が体育だったのですが、女の子が私を含めて2人しかクラスにおらず最初の数回で確実に馴染めないと感じました。
そして学校に在中しているカウンセラーさんに相談したところ、二学期の授業などとうまく嚙み合わせて授業を変えてもらうことができました!私は英語力があまり高くないのでELLのクラスが多めなのですが、ELLのクラスをすごく気に入っています。なぜなら自分と同じくらいのレベルの英語を第2言語とする人々相手だから話しやすいというのと、本当に色々な国の人と出会えるからです。
クラスメイトにはヨーロッパ系、アジア系、中東系はもちろんのこと、アフガニスタンなどあまり馴染みの無い国から来た人もいれば、5か国のルーツを持つ人など本当に様々です。どのクラスも初めは自己紹介のプレゼンからだったのですが本当に多種多様で面白かったのを覚えています。留学生同士ではイントネーションの差などからコミュニケーションをとるのが難しいときもありますが、お互い英語を学びに来ているのをわかっているので、落ち着いて話せるのが良いところだなと思います。

学校の雰囲気としては明るく、本当に様々なタイプの人を見かけます。
自ら留学生ですと言わなければ自分が留学生だということは街で歩いていても学校にいても中々わからないと思います。私も日本人を見て、カナダ出身の日系人なのか海外生活に慣れてきた日本人留学生なのかは本当に見分けがつきません笑。
私は家に帰ってしまうと何もやる気が出なくなってしまうタイプなので、放課後に学校に残って課題や演習を終わらせてから帰宅するようにしています。また、4限目が終わった後は1階に人が溢れかえるのですが、その後10分ほど経つとさっきまでの人混みが嘘のように静かになるので、その空間が好きなのもあります!
ホストファミリーは中華系の方で、なんとなく文化も似ているところが多いので今のところ驚いた文化の違いや気づきはありません。食事面でいうなら、お米が日本のとは違って白くてもちもちしているわけではないので、カナダのお米といえばこれであるという感覚に慣れるまでは少し違和感が拭えなかったことくらいです。
週末は事前に予定を決めていることはあまりなく、当日の朝に友人からの連絡で近くのモールにショッピングに行ったり、仲の良いルームメイトの子やオリエンテーションでできた友人などとバンクーバーの方まで出かけたりして過ごしています。

最後に、現時点でカナダで得られた学びについてです。
留学を通して知ったカナダの一面としては、歴史や有名な人物についてです。4限の社会の授業の際に、カナダの先住民寄宿舎学校についての歴史やテリー・フォックスについて学びました。
私はどちらも日本にいるときには聞いたことがなかったので、こちらに来て聞いて初めてそんなことがあったのだという事実を知りました。特に寄宿舎学校の歴史については知れて良かったと心から思いました。
私は留学中の日々の中で、カナダって素敵だなぁとつくづく感じるポイントが2つあります。
1つ目は地域によるとは思いますが、バーナビーを見たときに自然と都市が共生しているところに私はすごく魅力を感じます。
2つ目はやっぱり留学生もカナダの現地生も多種多様で興味深く、様々な魅力を感じられるところです。いろいろな人がいるからか、カナダの現地の人々もまた人の特徴に寛容な気がします。

留学中の今となってこそですが、留学先にカナダを選ばない理由がないほどカナダの魅力を日々感じています!留学自体を検討している方や国が決めきれていない方は、ぜひ一度カナダについて調べてそこで過ごす自分を想像してみてください。きっと楽しくなること間違いなしです!笑。
