TOP > 高校留学World情報通信 > 中3の2月に決断!「英語よりJAZZ」が勝因:音楽留学で世界を目指すカナダ高校生活
私は今カナダのブリティッシュコロンビア州、ラングレー学科に留学しているディーサイド高校留学アンバサダーのシュンテンです!
今回は「私が高校留学をしようと思った理由」と「留学中の私が今思うこと」についてご紹介できればと思います。

私の通っていた中学は中高一貫校で英語に特化したカリキュラムで、ネイティブの先生方が授業を行っている学校でした。
そういう環境でしたので公立中学校に通うよりは比較的に英語や外国人の先生に触れる機会は多かったと思います。中学2年生の時にニュージーランドに約2週間のホームステイを経験して、自分の今の英語力でもある程度外国の方々とコミュニケーションがとれるんだ‼︎という自信が少しずつ芽生え始めました。
そんな中、留学を本気で考え、自分の中で『覚悟』ができたのは中学3年生の2月初旬です。
他の留学生と比べると遅い方だと思います。中高一貫校でしたが、高校へ進級するための受験があったり、何よりも中学校からバンドを組んでいて、仲間もいるので自分の中で、今の恵まれた環境を手放してまで留学をする必要があるのか?友達と離れるのが辛い…という迷いもあり、なかなか決断できないでいました。
その中で、なぜカナダに行こう‼︎と決断できたかというと、私はドラムが大好きで、JAZZを学びたい‼︎という想いが何よりも勝ったからです。え?英語を学びたくて留学したんじゃないの?って思いますよね。もちろん語学力を身につけたいのも理由に含まれていますが、私の留学の1番の理由は「JAZZを学びたい‼︎」でした。

唐突ですが今、この記事を読んでいるあなたに質問です。
JAZZはよく聴きますか?大半の人が「いいえ。」「聴いたことがない。」「興味ない。」と答えると思います。それぐらい日本では、JAZZに馴染みがなく、私の周りにも高校生でJAZZをやっている人や興味がある人もいなくて、JAZZを学べる環境を見つけるのが難しかったのです。
その時考えたのが、海外の高校なら英語も学びつつJAZZも学べる高校があるのではないか、より本場のJAZZに触れて、レベルの高い環境で学ぶことができるのではないか。これが留学の1番の決め手になりました。
また私の夢は世界で活躍するプロドラマーになることです。その為には沢山の国の人たちとコミュニケーションをとれるよう、世界共通言語である英語を流暢に話せるようになりたい!と考えました。
私の覚悟が決まってから両親ともしっかり話し合いました。先にお話しした通り私の中学校が英語教育に力を入れていて、ネイティブの先生が授業をしていたり、留学にも理解ある学校ということもあり、私だけではなく私の友人たちも多数ニュージーランドやオーストラリアに高校留学します。
そういう環境もあって割と、留学にも抵抗なく、私の両親から反対されることもなく、むしろ背中を押してもらいました。今考えると、そういう環境はとても恵まれていたんだと思います。
そこからは両親と一緒に、急ピッチでエージェント探しを進めて行きました。私は青森県に住んでいるため近くに高校留学を扱っているエージェントもないので、両親とSNSを使って色々調べて沢山のエージェントさんとオンラインミーティングを重ね、最終的にディーサイド留学情報センターの浜端さんに巡り逢うことができました。
初めて浜端さんとオンラインで話した日に私の想いを伝えたら「君の想いが叶う学校がカナダにあるよ。1校思い当たる学校がある。」と言われ紹介されたのが今、私が通っている高校です。
インターネットやYoutubeで大学留学、高校留学、ワーホリなど沢山の留学経験者が情報を出していて「最初の1〜3ヶ月は友達ができない」「昼ご飯は留学生同士でまとまってしまい、現地人とは友達になりにくい」「ホストファミリーとのトラブル」など不安になる情報も沢山あったので、私も行くまでは少し心配でした。
しかし今、カナダに来て約1ヶ月間高校に通ってみて私が感じるのは、全ては自分次第だということです。
私は学校の初日から、まずは廊下ですれ違った人や目が合った人には積極的に挨拶するよう心がけました。そしたら意外と挨拶を返してくれる人がほとんどだし、最初はスルーしていた人も次第に目が合えば、あっちから手を挙げて挨拶してくれたりするようになってきます。そうすることで、私は初日から現地の人と連絡先を交換したり、友達になることが出来ました。
そして私には、言語を超えてお互い通じ合える『音楽』があるのも大きいと思います。
毎日の音楽の授業はグループ分けをし、課題曲を与えられ、アンサンブルや即興でセッションする…みたいな流れになります。音楽は1人ではできないし、皆で意見を出し合い、心を合わせなければ良い演奏はできないので、うまく言葉が通じなくても、演奏して分かり合えるのが、私には大きな強みになります。
学校でもカナダ人やメキシコ人、韓国人、中国人、ブラジル人など様々な国の人たちと友達になり、まだ1ヶ月しか経ってないのに自分の世界観がとても広がったように感じます。
普段の学校生活で、様々な国の留学生がいる中で私が感じるのが、『日本人』は海外の人からの信用性が高く、親切で節度がある民族だと思われているということ。私はカナダにきて、海外の人からみる日本人の印象を肌で感じることができ、改めて日本人として生まれてきたことを誇りに思えました。

今まで日本では当たり前だったことが、海外に来ると当たり前じゃなくなる。だからこそ日本の良さも新たに見えてきます。日本から見る日本と、海外から見る日本ではこんなに違うんだと驚きました。
留学が始まって、まだ1ヶ月しか経っていませんが、私が強く思うのは、留学は自分の目的や目標があって、行けるチャンスがあるなら絶対に行った方がいい‼︎ということです。
今の私は、あの時、勇気を出して1歩踏み出した自分に、そして背中を押し沢山の援助をしてくれている両親にとても感謝しています。
私はこの留学生活を自分の人生の中でかけがえのないものにし、必ずプラスにして日本に帰りたいと思います。
私の思いが今、留学を考えている、悩んでいる、迷っている皆さんのあと1歩踏み出す勇気になり、あなたの心に火を灯す手助けになればとても嬉しいです。
