TOP > 高校留学World情報通信 > 【体験談記事】好奇心で日本を飛び出したコウさんの体験!
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留学先はカナダのアルバータ州のストラスモア高校で、
留学期間は2023年9月から2025年6月までの2年間です。
グレード11からグレード12への編入正規留学でした。
高校1年生から2年生になる時期に、周りの友達が行きたい大学を明確に決めている中で、私はそれがありませんでした。
中高一貫校に通っていたので、同じような人との関わりしかなかったという印象もあり、もっと遠くの人と関わってみたら、どんな知識や考え方が得られるんだろうという好奇心が強くなり、留学に興味を持ち始めました。
ディーサイドの方にも、留学経験のある知り合いからも「最初は英語がわからないよ」と聞いていたので、不安はとても大きかったです。
でも、カナダに来るとなると、街の景色や天気、環境が全く違う場所なので、そちらへの好奇心の方が大きかったですね。
不安が全くなかったわけではありませんが、あまり感じませんでした。正直、「自分は今からどこに行くんだろう」というくらいのワクワクが強かったと思います!
英語を話すスピーキングの機会はなかなかなかったので、たどたどしく、「中学で習うような文法に従ってゆっくり話すことができるぐらいのレベル」だったと思います。
しかし、リスニングは学校で聞く機会が多かったので、流れている英語がある程度聞き取れるレベルでした。話すのは少し難しかったです。英語のテストを解くくらいのレベルで、義務教育で英語を勉強したという感じですね。
かなり伸びたと思いますが、一番伸びたのはカナダに着いてすぐの1週間でした!
学校が始まる前の期間で、寝て起きてから寝るまでずっと友達と一緒にいました。
寮には日本人も多かったのですが、私は日本人がいないグループにいたので、その子たちと話していた1週間が一番英語が聞き取れるようになり、話せるようになった期間だと強く感じます。
それ以降ももちろん変わっていきましたが、授業を受けるにつれて全体的にリスニングもライティングもスピーキングも上がっていったという感じです。
好きな授業は英語の授業でした。
日本の英語の授業が文法の練習など読み書きが中心だったのに対し、カナダでは国語のように英語の本を読んで登場人物の気持ちや本のメッセージについて長いエッセイを書いたり、スライドを作って発表したりと、話す機会が多かったです。
校風で一番大きな違いは、クラスが固定されていないことです。
自分が選択した授業によってクラスメイトが毎回変わるので、より多くの人と関わる機会が多くて、大学のようなイメージでした!
あとは、副教科が非常に多かったです。私はグラフィックデザインのクラスでPhotoshopやIllustratorの使い方を学んだり、インダストリアルデザインのクラスで3Dプリンターの使い方を学んだりしました。日本で絶対やらないようなことができて面白かったです。
部活はしていませんでしたが、生徒会に入っていました。
生徒会の先生が偶然にも私の英語の先生だったんです。私が生徒会に入った当初は、留学生が一人もいなかったのですが、生徒会活動を通してカナダ人の友達がとても増えました。
また、生徒会で様々なことを経験させてもらい、賞状や奨学金をいただいたこともあります。私にとって生徒会の活動は、留学生活の中で一番大きなことだったと思います。
私は料理が好きなので、香港や韓国の友達とよく料理をしていました。
それぞれが得意料理を一品ずつ作って、みんなでご飯を食べたことはとても印象に残っています。あとは、みんなメイクが好きなので、お互いのメイクをシェアしたり、一緒に勉強したりもしましたね。
他の学生と学校以外でも関わり、普段の生活でもずっと英語の環境で過ごせたので、特に日本人コミュニティから少し離れて別のコミュニティに属していた分、寮生活の恩恵を一番受けられたと思います。
文化の違いというよりは、考え方の違いに触れることが多かったです。
特にアジア系の友人が多かったので、食生活などで大きな違いを感じることは少なかったのですが、祝日に対する考え方や宗教観の違いには驚きました。
私自身、特定の宗教に入っていないので、日本のひな祭りなどでもあまり深い意味を考えたことがなかったのですが、友人が全ての祝日を大切にしているのを見て、そういう考え方もあるんだと印象に残りました。
困難だったのは、寮で仲良くなった友達と一緒にいる時間が多かったため、なかなかカナダ人の友達ができないことでした。
もしかしたら「留学生が集まっている」という偏見を持たれているのかもしれないと感じて、それが一番のコンプレックスでした。
しかし、これは自分が積極的に他の場所に行ってみることで乗り越えられました。例えば、生徒会に参加したり、いくつかのボランティアに参加したり、授業中に積極的に話しかけてみたりしました。そうすることで友達ができ、自分のことも知ってもらうことができたので、それが一番大きかったですね。
一番の魅力は、いい意味で留学が終わった時には全てが予想外のことになっていることだと思います!
もっと「海外チックな生活をしているのかな」と想像していましたが、いい意味でも悪い意味でも、自分が予想していたものとは外れていました。周りに合わせる必要もなく、割と自分勝手に生きていても何とかなる、というのは予想していなかったことです。
もし留学を検討している方がいたら、「とりあえず挑戦してみる」ことをお勧めします。失敗したとしても2年間しかないので、引きずることもないと思います。
2年経てば時効ではないですが、それで消えるかなという考えがありました。目的や夢が明確に決まっているならそれを追いかけるのも良いですが、夢が決まっていないなら、一度海外を見てから、全てを知ってから夢を決めるのも全く遅くないと思います。
今後の進路は、日本の大学に進学する予定です。日本の大学で勉強しながら、同時通訳の学校にも通いたいと考えています。喋れるけど、もう少し語彙力を伸ばしてきれいな英語を話せるようになってから、まだ将来の夢は決まっていないのですが、自分の能力が活かせる仕事に就きたいと思っています。
コウさんのカナダ高校留学は、好奇心と「やるだけやってみよう」という挑戦心に溢れた2年間でした。この経験を通じて英語力が飛躍的に向上し、予想外の出会いや学びを通して自分らしく生きる魅力を発見することができたと話してくれました。
– コウさんみたいな体験がしてみたい!
– 留学をして夢を叶えたい!
という方はぜひ高校留学ワールドのカウンセリングにご参加くださいませ!