TOP > 高校留学World情報通信 > 【高校留学体験談】アメリカ留学で切り開いた将来への大きな一歩
皆さん、こんにちは!
ディーサイド留学情報センターです。
今回はアメリカへ高校3年間留学した方の体験談をご紹介します。
アメリカの高校で英語と野球に全力を注いだ隆聖君。
彼はこの3年間で人生を大きく変えることができたと話します。
英語力が見違えるほどに身につき、野球で素晴らしい成績を収めたおかげで現地の大学へ進学。
そんな藤原君の貴重な体験談を記事にまとめたので最後までご覧ください。
目次
今回、インタビューにご協力いただいた隆聖君の基本情報です。
まず、自分がアメリカ留学を選んだ理由は、野球がメインだったということもあり、本場のアメリカで野球をやりたい気持ちがあったのでアメリカを選びました。
留学先の高校も、野球が盛んな地域である南カリフォルニアに絞って、実際に現地に足を運んだりしながら決めました。
アメリカへの高校留学を志したのには、明確なきっかけがあります。
僕が中学生の頃、弟が野球のリトルリーグ(13歳以下のリーグ)に所属していて、その試合の応援に行った時、相手チームのお父様と話していて、その方がアメリカの高校に行って野球をするのも1つの選択肢として考えてみたらどうかと勧められたことがきっかけで目指すようになりました。
それが中学3年生の5月頃ですかね。
もうそこからは本当にスピード感を持って色々準備を進めていったという感じです。
実は、2歳〜6歳まで父の仕事でアメリカに住んでいた時期がありました。
自分では覚えていないのですが、日本に帰る時僕はすでにアメリカの高校に行きたいと言っていたらしくて、中学3年生の時にアメリカの高校に行きたいと両親に伝えたら、その時のことが思い出したと言ってました。
小学生の間は英語に触れる機会がほとんどなかったのですが、中学に入ってから英語の授業もあったし、英語に関して苦手意識はなかったです。
特にリスニングに関しては人より長けていたので、アメリカに渡ってからもそれほど苦労することもなく馴染めたかなと思います。
アメリカという国は、世界中の色んなところから人が集まってできている国なので、文化や考え方がすごく多彩で面白いな思いました。
僕が過ごした南カリフォルニアは、アジア系の人だったりヒスパニックだったり、色んな人が集まる中でカルチャーもミックスされているので、そういう意味では日本とは全然規模感が違うなっていう風に感じました。
そういう環境の中で、違う文化に触れることで自分の価値観というものが形成されていきますし、色んな考え方ができるようにもなりました。
また、外から日本を見ることで、改めて日本の古き良き文化の素晴らしさにも気付くことができたのかなと感じています。
学んだこととは違うかもしれませんが、3年間を通して仲間と交流を深めたことで仲の良い友達ができたのもよかったなと思っています。
韓国から留学に来ていた子と仲良くなって、近々日本に旅行に行くといっているので、そういう友達ができたことも大きな成果だったのかなと思います。
3年間アメリカにいたことで、英語力は見違えるほど身についたと感じています。
最初の方は、英語に慣れるのが精一杯で、宿題とか出されても夜中までなかなか終わらない日々がありました。
それも翻訳機を使いながらやっていたので、かなり苦労した思い出があります。
行く前からリスニングには自信があったんですけど、それでも結構神経を使うというか、しっかり頭を使って聞いていないと聞き取れなかったんですけど、今は字幕の映画でも字幕なしで何も気を使うことなくスラスラ内容が入ってくるようになって、楽しめるようになりました。
ライティングに関しても、最終的には卒業論文のようなものを提出したんですけど、それも入学前では絶対に書けなかったと思うので、すごく成長を実感しています。
スピーキングもクラスメイトや野球部のメンバーと普通に会話ができるようになったので、全てにおいて見違えるほど英語力は向上している実感があります。
最初の1年は英語になれるのも精一杯でしたし、野球と勉強の文武両道ということもあって課題を夜遅くまでやったりと色々な苦労がありました。
部活でも時間が取られる中で、どうやったら時間を有効活用できるのかということをすごく意識しながら色々なことに取り組みました。
勉強の成績の中で、定期テストが占める割合が20%しか無いということは、残りの80%の評価がすごく大事だと思っていたので、課題の提出は絶対に遅れないようにするだとか、そういったタイムマネジメントには気を遣っていました。
また、自分は色々な人に支えられて送り出されているので、大変な時はその方達の思いを原動力になんとか乗り越えることができたと思います。
自分が留学した時はコロナ禍だったので、様々な障害がある中、それでも僕のことを考えて送り出してくれた方々への感謝の気持ちが自分の原動力になりました。
僕の通っていた学校には、提携しているホストファミリーの紹介業者があって、そこから紹介してもらったホストファミリーに3年間お世話になりました。
70歳くらいの夫婦だったんですけど、すごく温かく迎えてくれて、本当に素敵なホストファミリーでした。
お父さんなんかは、一緒に野球の練習に付き合ってくれたりもしました。
ホストファミリーと過ごす中で、どうやったら絆が深まるかなということを考えたときに、いい意味でちゃんと遠慮せず自分の意見を言うことを意識しました。
本当のお父さんお母さんに接する時のように、ちゃんと伝えることは伝えるし、自分の気持ちを素直に表現することで、より深い関係になることができたと感じています。
また、ホストファミリーと過ごす時間も英語を学ぶ貴重な時間だと思っていたので、日頃から積極的にコミュニケーションを取ることも意識していました。
アメリカの学校は、カリキュラムの幅がすごく広くて、そこは日本と大きく違うなと感じました。
アメリカの高校では、前もって大学の単位を取るためのカリキュラムがあったり、例えばプログラミングに興味がある人は専門的なカリキュラムを選択できたりと、早い段階から将来のことを考えてそこに向かって動き出せる環境が整っているということに驚きがありました。
日本と比べて、カリキュラムの多彩性や自由度といった部分で大きな違いを感じました
その中で、自分も将来のことを考えるようになり、野球に何かしら関われる仕事がしたいなという風に考えています。
それは今後の大学生活でもっと深く突き詰めていければと思っています。
日本とは違って、部活の時間は放課後2〜3時間くらいの練習で、土日はほとんどオフでした。
なので、部活だけではなくてプライベートの時間も野球に当てたりはしていましたね。
高校野球のシーズンが2月〜5月までで、その間は少し練習量が増えるんですけど、オフシーズンの時は練習も週4くらいのペースでした。
アメリカ人は、僕らアジア人からすると体格に恵まれている部分があるので、レギュラーを取るために守備の技術というところで勝負できるように努力してきました。
日本にいた中学生の頃は、休みの日は12時間くらい練習する時もあったので、その積み重ねがあって守備の技術というのは自信がありましたし、上手い人の技術を自分でも盗みながら日々練習していました。
最終的にはレギュラーとして、州大会優勝することができて一生の思い出です。
やはりアメリカの高校野球はレベルがすごく高くて、今にもプロに行って活躍できるんじゃないかって思う選手が何人もいて、特にピッチャーのレベルが高かったです。
相手チームだけではなくて、自分のチームにおいてもレギュラー争いという競争があって、それがいい刺激となって大きく成長することができました。
元々は日本に戻って大学進学しようと考えていました。
ですが、自分の知らないところで大学からのオファーが色々あったらしく、監督さんが裏で色々動いてくれたおかげでこっちの方で進学する選択肢ができたので、それならアメリカの大学に行こうというふうに決めました。
専攻科目を決めるまでは1年くらい猶予があるのですが、今のところ経済学を学びたいなと考えています。
全ての面において、高校留学に行って良かったなと感じています。
英語力の成長ももちろんですが、野球に関してだったり、ここでできた仲間であったり、支えてくれたホストファミアリー、そして何より自分の未来を切り開いてくれたこと、今の自分があるのはこうしてアメリカに留学できたからこそだと思っているので、こんな経験は誰にでもできるわけではないなという風に感じています。
もちろん、全てが順調だったわけではありません。
絶対に壁にぶつかることがあると思いますが、その時に折れないためには、自分の中で絶対にブレない軸が大切だと思うので、自分は高校留学に送り出してくれた家族や関係者の方がへの感謝の気持ちを忘れることなく過ごしていました。
まず1番に伝えたいのは、高校生という人生で一度きりしかない貴重な時間、後悔しないためにも今しかできないことを全力でやるという気持ちを忘れないでほしいです。
やりたいことを我慢して時間が過ぎていっても、それはもう取り返すことができないので、思い切って挑戦してみる気持ちを大切にしてください。
また、英語力を伸ばすという意味では、英語力に不安があったとしても自分から積極的にコミュニケーションを取っていくことがすごく大切です。
内気になっていると、いつまでも自分に自信が持てずなかなか英語力が上がらないと思うので、上手に話せなくても自分から相手に関わっていく姿勢を持っていてください。
今しかできない経験ですので、後悔のないように楽しみながら周りへの感謝を忘れずに努力を続ければ、絶対に素晴らしい経験になると思うので、頑張ってください!