TOP > 高校留学World情報通信 > 「高校留学を決めた理由」後悔しない選択をするために|カナダで見つけた“自分を変える”きっかけ
私の留学の始まりは2023年の8月末、高校1年生の時でした。留学について初めて相談したのは2022年の12月末、3年間カナダで過ごすと決めたのは1月に入ってからと準備を始めたのはギリギリのことでした。
ずっと留学に興味はあったものの、中高一貫校だったため新しい環境へ飛び込むことへの不安や現状維持のほうが圧倒的に楽だという思いから行動に移せずいました。
今考えてもきっと日本で友達と同じような道を進み日々過ごしていた方が楽なことも多かったかもしれません。
それでも、こうして遠い地であるカナダの高校に通えている今考えるとほんとうに留学の決断をしてよかったと心から思っています。

私が1番留学に期待していた事は自分を変えることでした。
当時の私は、人生は一度きりというけど人生とはなんなのか、といういかにも思春期らしい気持ちを抱えており、大学受験や将来の進路のことを考え出した時期でしたが目標は何も浮かびませんでした。
そんなときにふと留学という選択肢もあると言うことに気づけたとき、私にはもうこれしかないと直感が働き高校から海外に行くことを決めました。
結果的にとりあえずですがつきたい職種も定まりそのための大学受験についても真剣に考えれるようになりました。もちろんまだ人生とは何かという答えは出ていませんが成人する前に方向性が決まり将来についてたくさん親と会話できたことは留学して良かったことのひとつだと思います。
しかし、留学までの道のりは想像以上にとても大変でした。
先程も書いたとおり中高一貫校に通っていたのですが、中学卒業後高校に入学せず海外へ行くという選択をした人の前例がなかったらしく当時の担任や理事長などの先生方から理解を得るのに少し時間がかかりました。
そのまま進学することも考えましたが、日本の学校特有の厳しい校則や毎日有り得ない重さのかばんをもたされ受験のための勉強を毎日させられる教育に息苦しさを覚えていた私には、動画サイトでみつけた海外の学生たちになにか輝くものを感じました。
親や友人は私らしい、とすぐに応援して背中を押してくれたのでとても感謝しています。

今もそうですが友達はみんな同じ高校に今も通っているので少し羨ましく思う時もあります。
いくら冒険や挑戦が好きだと言っても初めての長時間フライト、初めて会うホストファミリー宅、第二言語での日常生活、知り合いは誰1人いない土地に行くということなど不安な点が多かったですが、それ以上に新しい出会いや未来の自分への期待が大きかったのでほとんどのことをスムーズに決定できました。
今年で留学生活も3年目に突入しますが、来る前にあった大きな期待を超えれるほど毎日はキラキラしていません。
異文化のせいで毎日のようにカルチャーショックを受けるし友達もすぐにできるわけじゃない、もっと細かく言えばたくさん不満はあります。
それでもカナダが好きで仲良くなってくれた友達やホストファミリーのことが好きで、だんだん英語を楽しく話せるようになる自分が嬉しくて、なので、3年目も楽しみで胸をいっぱいにさせながらカナダ行きの飛行機に乗りこみました。
これから始まる最後の年にわくわくとどきどきがとまりません。

今留学検討中の人、貴方の未来を考えた時、留学にデメリットはひとつもありません。
今は日本でみんなが送ってる青春が羨ましかったり自分の部屋で孤独を感じる夜もあります。
それでもこの大変な毎日を過ごしてきたという経験が必ず私の未来で役に立つということを知っています。
人と違うことをする道を選ぶことはとても勇気のいることですが、その勇気こそが自分の人生を1歩前に進めてくれる力となります。
ぜひ、その1歩を踏み出してほしいです。
知らない世界での生活は必ずあなたを強く優しく、知的で豊かにしてくれます。