TOP > 高校留学World情報通信 > オーストラリア留学おすすめ都市TOP9!!過ごしやすさや気候を紹介
オーストラリアの都市は場所によって特徴が異なり、人や建物が多く都会的なところや、反対に海や緑など自然が豊かな場所がります。ここでは、オーストラリア留学におすすめの9つの都市についてそれぞれ解説します。
シドニーは、オーストラリア最大の都市です。都会的な側面と、豊かな自然が融合した街です。中心部には高層ビルが立ち並び、グルメやショッピング、エンターテインメントには事欠きません。一方、中心部から離れるとビーチやリゾート地、原生林なども楽しめます。
シドニーの天候は、晴天が多いのが特徴です。年間を通して暖かく湿度も低いため、過ごしやすいでしょう。ただし、日中の日差しが強いことや、反対に朝晩は冷え込んで肌寒い点には注意が必要です。
シドニー留学のおすすめポイントは、留学生が多くいろんな国の人と交流が図れること、自分の目的に合った勉強ができることなどです。シドニーはオーストラリア内随一の大都会であり、人気の留学先のひとつです。街には世界中から来た留学生が集まっており、非常に活気づいています。
また、シドニー留学では英語を学ぶコース以外にも、日本語教師養成コースやネイルアーティスト養成コースなどもあります。専門的なコースが充実しているため、自分の将来に合わせた勉強ができます。
シドニーについて
人口 |
530万人 |
平均気温 |
1月:最高気温26℃/最低気温17℃ 7月:最高気温18℃/最低気温8℃ |
時差 |
+1時間(夏時間は+2時間) |
日本からのアクセス |
東京から約10時間 |
交通手段 |
電車・バスなど |
観光地 |
オペラハウス・ハーバーブリッジ・ブルーマウンテンズなど |
1か月あたりの留学費用 |
語学学校:20万円~25万円 合計費用:60万円~65万円 |
メルボルンは、オーストラリア第2の都市です。英国誌「エコノミスト」が発表する「世界で最も住みやすい都市ランキング」において、何度もNo.1を獲得しています。公共交通機関が充実しており移動しやすいことや、都会と自然がうまく融合していることなど、住みやすい魅力が詰まった街です。
メルボルンの気候は、日本と同じように四季がハッキリしているのが特徴です。夏は30℃を超えたり、反対に冬は10℃を下回ったりすることもあります。平均降水量はいずれの月も100mm以下で、雨はそれほど多くはありません。
メルボルンに留学するメリットは、移民が多く馴染みやすいことです。メルボルンは人口の約4人に1人が移民であり、異国の文化や習慣に寛容です。日本からの留学生も受け入れてくれるやさしい雰囲気があります。
また、メルボルンは小さなカフェが多いため、現地でアルバイトしながらお金をかけずに留学生活が送れるというメリットもあります。語学学校に通いながらアルバイトをすれば、留学費用が抑えられるだけでなく実践的な英語も学べます。
メルボルンについて
人口 |
508万人 |
平均気温 |
1月:最高気温27℃/最低気温12℃ 7月:最高気温13℃/最低気温5℃ |
時差 |
+1時間(夏時間は+2時間) |
日本からのアクセス |
東京から約10時間15分 |
交通手段 |
鉄道・バス・路面電車(トラム)など |
観光地 |
フィッツロイガーデン・ビクトリアンアーツセンターなど |
1か月あたりの留学費用 |
語学学校:20万円~25万円 合計費用:55万円~60万円 |
ブリスベンは、オーストラリア第3の都市です。街の中心にはブリスベン川が流れており、「川の街」といわれています。周辺部にはビーチやコアラが見られる動物園などもあり、自然と都市が調和しています。日本より暖かい気候で、1年中過ごしやすい点も特徴のひとつです。
ブリスベンは別名「サンシャインステート」と呼ばれるほど、晴天率が高い都市です。冬でも日中は最高気温が20℃前後まで上がるため、1年中温暖です。夏の最高気温も30℃弱と、気温差がそれほど大きくなく過ごしやすいです。
ブリスベン留学のおすすめポイントは、勉強とリフレッシュのどちらもメリハリをつけて楽しめる点です。ブリスベンの中心部はビジネス街なため、観光客は少なく落ち着いた印象があります。
1時間ほど移動した周辺部には、ゴールドコーストやサンシャインコーストなど人気の観光地があります。平日は勉強に集中して、週末は観光地に出かけてリフレッシュするなど、バランスのよい留学生活を送れる都市です。
ブリスベンについて
人口 |
228万人 |
平均気温 |
1月:最高気温29℃/最低気温20℃ 7月:最高気温22℃/最低気温10℃ |
時差 |
+1時間(夏時間の導入はしていない) |
日本からのアクセス |
東京から約8時間35分 |
交通手段 |
電車・バス・水上タクシー(シティキャット)など |
観光地 |
ローンパインコアラサンクチュアリー・シティホールなど |
1か月あたりの留学費用 |
語学学校:20万円~25万円 合計費用:55万円~60万円 |
ゴールドコーストは、サーファーの聖地といわれる都市です。街の中心地から徒歩圏内のところに広大なビーチがあり、年中サーファーが集まります。天候も晴れが多く、さまざまなマリンスポーツやアクティビティが楽しめます。
ゴールドコーストは、「年間で300日以上晴れる」といわれるほど天気がよい街です。年間を通しての降水量が少なく、晴れの日が非常に多いです。冬でも暖かく、冬季の平均気温は12℃から20℃と日本に比べて過ごしやすいです。
ゴールドコーストに留学するメリットは、日本から10時間以内に行けるほど近いこと、移民が多く日本人でも馴染みやすいこと、リゾートエリアであり治安がよいこと、さまざまなビーチアクティビティが楽しめることなどです。
ゴールドコーストについて
人口 |
54万人 |
平均気温 |
1月:最高気温29℃/最低気温20℃ 7月:最高気温22℃/最低気温10℃ |
時差 |
+1時間(夏時間の導入はなし) |
日本からのアクセス |
東京から約9時間 |
交通手段 |
電車・バス・トラムなど |
観光地 |
Q1スカイポイント展望台・カランビンワイルドライフサンクチュアリーなど |
1か月あたりの留学費用 |
語学学校:20万円~25万円 合計費用:55万円~60万円 |
キャンベラは、オーストラリアの首都です。シドニーとメルボルンが首都争いをした結果、間にあったキャンベラが首都になったという説があります。ほかの都市に比べると規模は小さいですが、内陸部にあるため安全です。国会議事堂や高等裁判所など、国としての重要な機能を持った機関も集結しています。
キャンベラの気候は、夏はドライで暖かく、冬は涼しく肌寒いことが特徴です。日本と同じように四季が感じられ、夏は湿度が非常に低く夜間も快適に過ごせます。対して冬は雪が降り、夜は気温が氷点下まで冷え込むことがあります。
キャンベラ留学は、日本人を含めたアジア人留学生が少ないところに行きたい方、留学先の政治や歴史についても知りたい方、便利だけどにぎやかすぎない都市への留学を希望している方などにおすすめです。キャンベラなら、ほどよい都会感を感じながら落ち着いた環境で勉強に集中できます。
キャンベラについて
人口 |
40万人 |
平均気温 |
1月:最高気温27℃/最低気温13℃ 7月:最高気温12℃/最低気温1℃ |
時差 |
+1時間(夏時間は+2時間) |
日本からのアクセス |
東京から約14時間(メルボルン経由) |
交通手段 |
電車・バス・トラムなど |
観光地 |
キャンベラ国会議事堂・オーストラリア国立図書館など |
1か月あたりの留学費用 |
語学学校:10万円~15万円 合計費用:50万円~60万円 |
パースは西オーストラリア州の州都であり、西オーストラリアの中心地ともいえます。「フレンドリーシティ」といわれるほど明るく陽気な人が多く、街の雰囲気も楽しくて温かいです。市内は徒歩20分圏内にスーパーや日本食材店、レストラン、カフェ、日本語医療センター、銀行などが揃っており、留学生が暮らしやすいコンパクトさも魅力です。
パースの気候は、年間を通して温暖です。ただしブリスベンやゴールドコーストと比べると冬は寒く、最低気温は10℃前後、最高気温は20℃前後を観測します。また、冬季は雨も多く、平均降水量が100mmを超える月もあります。
パースは第一次産業が盛んで、オーガニックの青果物や新鮮なお肉が手に入りやすいです。自炊すればヘルシーで健康な食生活が送れて、食費も軽減できます。
またパースは交通網も充実しています。電車やバス、フェリーなどを利用すれば、車を持っていない留学生でも移動には困りません。6週間以上学校に通う留学生は、学割を受ければさらに交通費が安く抑えられるでしょう。
パースについて
人口 |
199万人 |
平均気温 |
1月:最高気温32℃/最低気温15℃ 7月:最高気温19℃/最低気温8℃ |
時差 |
+1時間(夏時間は採用されていない) |
日本からのアクセス |
東京から約10時間 |
交通手段 |
電車・バス・循環無料バス(CAT)・フェリーなど |
観光地 |
キングスパーク・西オーストラリア博物館・ロットネスト島など |
1か月あたりの留学費用 |
語学学校:20万円~30万円 合計費用:60万円~65万円 |
アデレードは、南オーストラリア州の州都です。カンガルー島と呼ばれ、人気観光スポットの拠点としても有名です。カンガルー島は東京の約2倍もある大きな島で、トレッキングや野生生物との触れ合いが楽しめます。他にも教会や博物館などの文化施設や、ビーチなどもあります。
アデレードの気候区分は、温帯性気候に属します。夏は気温が低くカラッとしていて、冬は10℃から20℃前後で日中だと涼しく感じるくらいの気温です。日本と同じく四季を感じられる気候で、馴染み深く過ごしやすいといえます。
アデレード留学のおすすめポイントは、何といっても住みやすいことです。アデレードは、英国の政治経済誌エコノミストが発表する「世界で最も住みやすい都市ランキング」において、毎年上位にランクインしています。ヨーロッパ調の建物が立ち並ぶ町並みの美しさ、治安のよさ、都市風景と調和する豊かな自然など、暮らしやすい魅力が詰まっています。
アデレードについて
人口 |
131万人 |
平均気温 |
1月:最高気温28℃/最低気温13℃ 7月:最高気温16℃/最低気温7℃ |
時差 |
+0.5時間(夏時間は+1.5時間) |
日本からのアクセス |
東京から約13時間(ブリスベン経由) |
交通手段 |
電車・バス・トラムなど |
観光地 |
ビクトリアスクエア・カンガルー島など |
1か月あたりの留学費用 |
語学学校:20万円~25万円 合計費用:60万円~65万円 |
ケアンズは日本からも直行便が出ていて、オーストラリアの玄関口ともいえる都市です。世界遺産として登録されている、世界最大級のサンゴ礁群「グレートバリアリーフ」がある場所としても有名です。また世界最古の熱帯雨林と呼ばれるキュランダもあり、雄大な自然が満喫できます。
ケアンズは熱帯モンスーン気候に属し、年間を通して気温が高い常夏エリアです。四季はありませんが、代わりに雨季と乾季があります。雨季は12月から4月頃までで、湿気が高くかなり蒸し暑い日が続きます。一方の乾季は4月の終わりから10月頃までで、平均最低気温が15℃より下がることが稀なほど温暖で過ごしやすいです。
ケアンズ留学のメリットは、日本からの観光客が多くお店が充実していること、1年中半袖短パンで過ごせるほど温暖で寒さを感じないこと、先住民であるアボリジニの文化がいまだに根付いており彼らの文化に触れられることなどです。
人も街ものんびりとした雰囲気で都心部に高層ビルがないことも、ケアンズの特徴です。美しいターコイズブルーの海や緑豊かな熱帯雨林など、自然に癒やされたい方はぜひオーストラリア留学の行き先にケアンズを選びましょう。
ケアンズについて
人口 |
15万人 |
平均気温 |
1月:最高気温31℃/最低気温23℃ 7月:最高気温27℃/最低気温17℃ |
時差 |
+1時間(夏時間は採用していない) |
日本からのアクセス |
東京から約7時間30分 |
交通手段 |
電車・バス・タクシー・フェリーなど |
観光地 |
グレートバリアリーフ・キュランダ・パームコーブなど |
1か月あたりの留学費用 |
語学学校:20万円~25万円 合計費用:55万円~65万円 |
タスマニアはオーストラリア大陸の南東にある、本土から離れた小さな島です。雄大な大自然やタスマニアデビルのような動物など、自然のイメージが強い都市でもあります。オーストラリアのほか都市とは異なる雰囲気で、気取らぬ環境で勉強したい方におすすめです。
タスマニアの気候は、日本と同じように四季があります。夏場は涼しく空気が乾燥しているため、過ごしやすいのが特徴です。ただし、朝晩は冷え込んだり、日中は涼しくても日差しは強かったりします。冬場は南極からの南風の影響でかなり冷え込み、山では雪が降る場合もあります。冬場は南極からの南風の影響でかなり冷え込み、山では雪が降る場合もあります。寒さ対策や紫外線対策はしっかり行いましょう。
タスマニアは語学学校数が少なく、日本人留学生自体もそう多くはありません。韓国や中国、イタリア、ドイツ、フランスなどいろいろな国からの留学生が多く、国際色豊かな環境で勉強ができます。
タスマニアについて
人口 |
54万人 |
平均気温 |
1月:最高気温28℃/最低気温19℃ 7月:最高気温℃18/最低気温8℃ |
時差 |
+1時間(夏時間は+2時間) |
日本からのアクセス |
東京から約9時間30分(シドニー経由) |
交通手段 |
バスなど |
観光地 |
クレイドルマウンテン・ポートアーサーなど |
1か月あたりの留学費用 |
語学学校:10万円~15万円 合計費用:50万円~60万円 |
以下では、オーストラリア留学がしたいけどどういった生活になるのか不安な方のために、オーストラリア留学のメリットとデメリットを紹介します。
オーストラリア留学のメリットのひとつは、教育機関の品質を守る環境が整えられており、質の高い教育が受けられることです。留学生のための教育サービス法(ESOS)やオーストラリア技能質保証機関(Australian Skills Quality Authority)、オーストラリア高等教育質や基準機構(TEQSA)などの団体や制度が確立されていて、留学生は質の高い学校を選べます。
オーストラリア留学の2つめのメリットは、雰囲気の異なる都市が多数あり、自分に合った環境を選びやすいことです。オーストラリアの中心地で学びたいならシドニー、世界で住みやすい都市に選ばれた場所で勉強したいならメルボルン、グレートバリアリーフなどの自然も満喫したいならケアンズなど、自分の希望する留学生活に沿った選択肢があります。
オーストラリア留学のデメリットとして第一に挙げられるのは、英語に訛りがあることです。オーストラリアで話される英語は「オージーイングリッシュ」と呼ばれています。Rを発音しない、A(エー)をAI(エーアイ)と発音する、フレーズを短縮するなど、独特の発音やスペルがあります。訛りのないプレーンな英語を習いたい方は、オーストラリア以外の留学先を検討してみましょう。
オーストラリア留学の2つめのデメリットは、一部のエリアは娯楽が少ないことです。とくに自然豊かなエリアはカフェやショッピングモールが少なく、娯楽がない生活に飽きてしまったり、気晴らしできずに勉強に集中できなかったりすることがあります。不安な方はシドニーやメルボルンなどの大都市に留学したり、留学先の都市の周辺に観光スポットがあるか調べたりするのがおすすめです。
オーストラリア留学でかかる費用は高校留学の場合、1か月だと30万円から60万円、3か月だと80万円から100万円、6か月だと120万円から200万円、1年間だと200万円から450万円程度です。
必要なビザは、2種類あります。ETAは3か月以内の短期留学用で申請費は20ドル、学生ビザは3か月以上の留学用で申請費は550ドルです。また、オーストラリアの高校留学ではICC国際交流委員会の奨学金制度が使用でき、80万円から190万円程度の留学費用が免除されます。
オーストラリア留学がおすすめの人には、英語に自信がなく日本語が通じる場所や日本人が多い場所に行きたい方、治安がよく安全な国に留学したい方、教育水準の高い国で学びたい方などが当てはまります。
オーストラリアは観光地として日本でも人気の国で、日本語が通じるお店や日本人を多く見かけるエリアもあります。また教育の質を維持するための制度や団体が充実しており、ハイクオリティな学びを留学生へ提供できる環境が整っています。
オーストラリアの都市には、それぞれ異なる魅力があります。さまざまな人や文化が行き交う場所に身を置きたい場合は、大都会であるシドニーやメルボルンがおすすめです。反対に、海や大地や緑など雄大な自然に囲まれたい場合はケアンズやタスマニアなどがピッタリです。オーストラリアは南半球に位置しており常夏のエリアもあるため、気候も考慮して選びましょう。