TOP > 高校留学World情報通信 > 【高校留学】アメリカ ボーディングスクール体験談 日原真子さん
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小さい頃から海外旅行の影響で海外に興味を持ち中学3年生の時にカナダで高校留学を決意。英語力が皆無な状況で渡航しながらも持ち前のコミュニケーション力で色んな国の友達を作ることができた。
高校留学の経験が自分を大きく成長させてくれたといっても過言ではない。今は高校留学の素晴らしさを伝えるためにディーサイド留学情報センターのカウンセラーとして勤務。
・高校留学することで語学力以外に自立面や精神面も鍛えることができる
・高校留学を成功させる上で大事なことに共通するのが「時間」を大事にすること
・帰国子女枠で難関大学に進学したいのであれば、1年生の内から高い成績維持、SATやTOEFL対策を行う
・高校留学の最大の魅力や色んな国籍を持つ学生と友達になれること
名前:日原真子さん
留学した国:アメリカのミネソタとフロリダ
留学期間:3年
高校留学した学校はセントクロイに1年、モンテベルデに2年
渡航前の英語力:英検2級くらい、日常英会話レベル
幼少期に英語に触れる機会が多く中学生の時によくアメリカに旅行にいくことがあって
そこから英語を話すことやアメリカで生活するのに憧れを抱くようになりました。
洋画や洋楽が好きということもあり高校進学を決める時期にはアメリカで高校留学したい
気持ちが固まっていました。
英語力の向上はもちろん、精神的にも強くなったり、自分の身の回りで生活する
能力が身につきましたね。
今までは旅行に行っても何かあれば親が助けてくれたし、親が全て英語でやり取りをしてくれていましたが高校留学してからは自分で考えて、行動を起こさなければならなかったので自立力や精神力はいやでも付いてきましたね(笑)
特に初めの頃はどうにかして伝えなきゃいけないというところでジェスチャーなど用いて精一杯コミュニケーションとったりしたので、めげずに頑張れる力も付いたと思います。
またお友達同士でいざこざがあった時も親は近くにいないので自分自身で解決策を考えて話し合ったりしたので問題解決力や忍耐力も養えたかと思います。
私が思うに高校留学を成功させる上で大事なことは3つあります。
➀常になぜ高校留学しようと思った理由、目的を忘れずに生活を送る事
高校留学、特に2~3年などの卒業留学をすると留学生活に慣れてしまうことが多く、
マンネリ化や留学に対するモチベーションが下がりやすいです。
一度これに陥ってしまうと戻すことが大変で成績や態度にも影響されるので、常に毎日、「自分が高校留学しようと思った理由」「高校留学を通してどうなりたいか?」と言い聞かせて生活することで1日1日を無駄なく生産的に過ごすことができます。
➁常に日本人同士で固まらない
英語力を効率的に上げて海外の友達をたくさん作りたいのなら日本人同士で固まらないことに尽きます。
高校留学すると学校によって異なりますが、日本人学生の方も少なからず留学しています。
そこで「英語力に自信がない」「外国人と話せるか不安」という理由で日本人同士で固まってしまうと英語力は一切あがりませんし何よりも、せっかくの海外でいろんな国籍を持った学生がいるのにそういった方とコミュニケーション、異文化交流を取らないのは非常に勿体ないです。
これから高校留学をご検討、ご予定されている方はこういった意識を準備しておくと高校留学の成果が変わると思います。
自分にストイックにされたい方は日本人が0の環境で留学する事をお勧めします。
ちなみに私が通っていたボーディングスクールは私を含めて日本人は2名のみでした。
➂部屋に籠らず積極的に外出し海外の環境や文化にたくさん触れて、コミュニケーション
これは学生寮、ホームステイに共通することですがプライベートの時間をずっと部屋に籠っていては留学生活の魅力を大半、無駄にしてしまっています。
私も1年目は英語で上手くコミュニケーションがとれず、部屋に籠っている時期もありましたが、やっていることは日本と同じで何も生産性がありませんでした。
真子さんが外出して積極的に行っていたこと
・お友達や寮母さんとのコミュニケーション
・街へのお出かけ
部屋に籠ってネットフリックスやYouTubeを観てリラックスするのも大事ですが、これをずっとしていては、留学生活の時間を無駄にしてますので、上手く自分をコントロールしながら部屋に籠らず外出するようにすると良いと思います。
この3つの点で共通することが「時間を大切にする」ことです。
留学の時間は長いようであっという間に過ぎてしまうので後悔しないためにも1日1日を大事にしようと心掛けていました。
私にとって高校留学して、良かったと思う事はいろんな国のお友達ができてことです。
私の通っていたボーディングスクールは多国籍の生徒が多かったのでアメリカだけではなく色んな文化のシェアができて楽しかったです。
また価値観や視野が広がったことも高校留学だからこそ得られたものだと思います。
日本の高校だと同じ言語、視野を持った方しかいないので多様性などが身につきませんが、高校留学では色んな国籍を持つ生徒と生活しコミュニケーションを取ることで、各国の文化や習慣を学べるのでこれは今後のライフスタイルにもプラスで影響してくると思いまうす。
実は私の大学受験が遅めでギリギリになることが多く焦っていましたが、2年生の時からTOEFLと成績に重点を置いて少しずつ継続的に取り組んでいました。
難関大学に帰国子女枠での進学や高い英語力と成績、インタビューなど求められることが多いのでなるべく1年生の内から高い成績を保ちTOEFLの勉強などをしておくことを強くお勧めします。
雰囲気がだいぶ違いますね(笑)
日本の高校は受験もあるので結構、進学校によっては勉強勉強って雰囲気になるので
凄く高校生活を楽しめるかといったらそうではない気がします(偏見ですが)
アメリカの高校はやっぱり遊ぶときは遊ぶ、勉強する時は勉強するなどのメリハリがあるのでそういった雰囲気の方が思いっきり楽しめて効率良く成績が上がるなと私は実感しました。
最初は英語が話せないと苦しい部分が多いですが、そこでめげずに自ら積極的にコミュニケーションを取ったり、英語力を上げていくことで次第に高校留学生活がとても楽しくなってきます。
私も最初は思い通りにコミュニケーションができなかったり、海外の環境に適応するのが大変でしたが諦めずに乗り越えた後はたくさんの友達や思い出ができましたので、是非、諦めずに頑張ってほしいと思います。