TOP > 高校留学World情報通信 > 「パスポート離れ」は最大のチャンス。向こう10年続く「海外経験」の先行者利益
こんにちは。ディーサイド留学情報センター代表の上田です。 ちょうど先週で野球のWBC終わってしまいましたね、トップの写真は昨年サンフランシスコに寄った時にスタジアム行った時のです。雰囲気やっぱいいですよね。
これまでのコラムではマインドの話をしてきましたが、今回はもっと現実的な「勝負の仕方」についてお話しします。
高校生なら入試など、大学生なら就職活動。人生の節目には必ず「自分をどう定義し、他者と差別化するか」が問われる場面がやってきます。
入試や面接の場でよくある「あるある」のパターンがあります。 「部活でキャプテン(または副キャプテン)をやっていました」「アルバイトでリーダーとして店をまとめました」というエピソードです。
もちろん、その努力自体は素晴らしいものです。しかし、選考する側の視点に立つと、右を向いても左を向いても「リーダー経験者」ばかり。これでは、あなたの個性や強みは「同質化」の中に埋もれてしまいます。せっかくの努力が、相手の記憶に残らない「その他大勢の回答」になってしまうのは、戦略として非常にもったいない。
今の時代、求められているのは記号的な役職ではなく、予測不能な環境で自分なりの「手触りのある試行錯誤」をしてきたかどうかです。
日本の若者のパスポート所持率は低下傾向にあります。さらに円安やインフレの影響で、「海外へ行く」ということ自体のハードルが物理的にも精神的にもかつてないほど高まっています。
しかし、経営者の視点で見れば、これは大きなチャンスです。 周囲が「海外は高いから」「危なそうだから」と足踏みをしている今だからこそ、あえてその壁を越えて外に出るだけで、あなたの希少価値は自動的に跳ね上がります。向こう5年から10年の間は、海外のリアルな現場に飛び込み、自ら動いたという事実そのものが、他の誰にも真似できない強力な武器、つまり「先行者利益」として機能し続けるでしょう。
いずれ誰もが行くようになれば、単に「行きました」という事実だけでは差別化できなくなり、より突き抜けた専門性が求められる時代がやってきます。だからこそ、ライバルが減っている「今」動くことに、最大の戦略的価値があるのです。
また、今後の選考トレンドとして、単なる「面接での受け答え」だけで人を評価する時代は終焉に向かっていくでしょう。インターンや実地での動きなど、「リアルな現場で何ができるか」が問われる選考はすでに始まっています。
面接でどれほど体験を膨らませて話しても、プロの目は誤魔化せません。大事なのは、予測不能な現場で実際に動き、壁を乗り越えてきたという「確かな実感」です。
例えば私たちのボランティア留学では、活動前に現地スタッフと「どういう方針で進めるか」といった内容を事前に確認し、擦り合わせるステップを設けています。これは、プロジェクトの目標設定や実行管理といった、一連のビジネス工程に近いプロセスです。こうした実務的な視点を持って取り組んだ経験こそが、将来どこへ行っても通用する本物の力になります。
もちろん、ボランティア留学に行けばすべてが解決するわけではありません。 短期であれ長期であれ、欧米だろうが東南アジアだろうが、「どこへどれくらい行ったか」は勿論ですが、大切なのは「そこで何をやり、それをどう周りに伝えるか」です。せっかくの貴重な経験も、自分の中で眠らせてしまったり、表面的な感想で終わらせてしまっては、その価値を100%活かすことはできません。
この経験をどう言語化し、どう自分の血肉としてアウトプットしていくのか。この非常に重要かつ深いテーマについては、また別の機会に