TOP > 高校留学World情報通信 > カナダ高校留学のリアル:授業風景、放課後の過ごし方、ホストファミリーとの生活まで現役留学生が解説
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こんにちは!D-side高校留学アンバサダーの松脇実央です。今回のテーマは、私の留学先についてです。皆さんが想像するカナダとの違いを楽しんで読んでいただけたら嬉しいです。

まずは学校生活についてです。カナダには「一年二組」のような固定のクラスがなく、授業ごとに教室移動があり、毎授業違うメンバーと授業を受けます。
私の州では、高1から授業選択が始まるので、授業には様々な学年から生徒が参加します。同学年の人としか授業を取れない日本とは違い、幅広い学年の人と出会うことができるのは魅力的ですよね。
一クラスは大体15人〜30人程で、少人数で沢山の人が積極的に参加できます。
毎日時間割が異なる日本とは違い、私の学校では毎日同じ5教科を1時間ずつ同じ時間割で取ります。2学期制なので年間10教科を学ぶことになるわけです。毎日繰り返しで飽きそうですが、先生方が工夫して楽しく授業を進めてくれるので問題無し。
大きなテストは年に2回のみで、ありがたかったです。
授業のスタイルは先生にもよりますが、大体スライドやYouTubeを基に進み、課題によって皆の前でプレゼンやディベートをしたり、ポスターを作ったり、小テストが行われたりと、ただ話を聞くだけではなく、生徒たちが主体的に取り組める内容が多いです。課題も自分の興味に即したテーマを選べるものが多く、楽しんで学校に通えます。
カナダの先生はとてもフレンドリーなので、大人の友達が沢山増えていきます。新学期に彼らに会えるのが待ちきれません!

放課後は、友達と遊ぶ時はアイスやファストフードを食べに行きます。カラオケやプリクラなどの娯楽はカナダにないので、ご飯か、自宅でパーティーや映画鑑賞をすることがほとんどです。私はこの間友達にネイルをしてもらいました!お互いの家しか行く場所が無いので、どうやって楽しむか考えなければならないのが大変です。
スポーツクラブに所属すると、試合や練習が放課後か週末に行われます。シーズン制なので一つの競技につき二ヶ月程しか楽しめません。とても楽しいので参加するべきです。
冬は寒すぎて外を歩けないので、地域のコミュニティに参加して屋内スポーツをしたり、ジムに通ったりしました。
特に何もない日は家でゆっくりしたり、ピアノをしたり、勉強や宿題をしたりします。ホストファミリーとカードゲームをしたり、映画を観るのもいいですよね!

ホストファミリーとの生活は、最初は気の使い過ぎで疲れてしまったり、他人と暮らすことに戸惑いが出たりすることもあると思いますが、それらは全て時間が解決してくれます。
私のホストファミリーは最高で、たくさん旅行に連れてってくれたり、日本食を作ってくれたりと、私が楽しい留学生活を送れるように本物の家族のように手厚くサポートしてくれます。冗談を言い合ったり時には真剣な話をしたりと、会話を通してどんどん仲は深まっていきます。
異なる環境で暮らすことに不安を憶える方も多いかもしれませんが、人間の適応能力は偉大です。

週末ですが、私の住んでいる街にはバスどころか電車も無いので、ホストファミリーに送迎してもらうしか遊びに行く方法がありません。コンサートやモールに行くのは、やはり時間のある休日に行われることが多いです。毎回ドライブを頼むのは心苦しく、外で遊ぶのが難しい時もあります。そんな時は、ホストファミリーや自分と時間を過ごすことも大事ですよね。
ステイ先での生活を通して、カナダと日本の違いでのカルチャーショックはもちろん、自分の家とステイ先の家の違いについてもカルチャーショックを受ける場面が沢山あります。ご飯の時間や洗濯のルールなど、自分の家と人の家では色々違うのだと、当たり前だけれど忘れがちなことに気付かされます。そういった面でも、ホームステイという形での留学は有意義だなと感じます。

もし留学先を迷っている人がいたら、私は自信をもってカナダを勧めます。
私がカナダを推す一番の理由は、人です。
カナダの人々は、皆明るく優しく朗らかで、話す度明るい気持ちになれます。ユーモアのある人が多く、ジョークで人を笑わせるのが得意です。時間を守ってくれることは稀ですが、”Thank you.”や“Sorry.”をちゃんと言えます。
他民族国家なので、留学生や移民といった他国の人々を受け入れ、尊重してくれます。町で会った人達は、初対面でも挨拶をしてくれます。留学が辛かった時も、カナダの人々の温かさに何度も救われました。
他の理由も挙げるなら、カナダの自然は本当に素晴らしいです。熊、鹿、リスなどに日常生活で何度も遭遇するし、高速道路ではよくスカンクのオナラの匂いを体験できます笑笑。山や海も美しいですし、なにより空気が綺麗で、空が感動するほど澄んでいます。オーロラが見える日もある程で、写真を撮る手が止まりません
これらと、もう挙げきれないくらいの理由から、私はカナダをお勧めします。他の国にもそれぞれ素敵な面があり、結局国に関わらず留学は最高なので、最後は好みです笑。
この記事が、まだ迷っている誰かの背中をそっと押せるようなきっかけになっていれば嬉しいです。また次の記事でお会いしましょう!