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心の温まる体験 私ははじめ留学したらいろんな問題に直面するんだろうなと心配に思っていたことがたくさんあってでも実際留学生活を送ってみて違かったこと「留学してよかった!」と思ったことははホストファミリーのことで、自分とは全く縁のなかった、言葉も文化も違う家族の一員になると思った時、自分のことはもっと自分でやらなきゃいけないと気を張っていました。 ホストファミリーには十代の子どもが4人いて、マザーもファザーも家で仕事をしているので、みんな忙しそうに見えて、私はできるだけ静かにして気を使わせないようにしようと思っていました。 洗濯したり、休日に自分の分のお昼を作ったりするだけでも、一階に降りるのに勇気が必要でした。 でも、ある日学校に行っている時にホストマザーから「あなたは来たばかりでホームシックかもしれないけれど、私たちはあなたのことを知りたいし、一緒に乗り越えていきたい」というメッセージが届きました。それを読んで、気を使わせないようにと思っていた私の行動が、逆に気を使わせていたことに気づきました。 そこから「もっとこの家族を頼ってもいいんだ」と思えるようになり、怖かった人間関係も自然と温かいものに変わっていきました。 忘れられない感動体験 学校では日本人の生徒が多かったのですが、私は「絶対に日本人とは関わらない」と決めて、海外の友達を作ることに必死でした。 でもなかなか勇気が出ず、話しかけることもできずに悩んでいました。親に相談すればよかったのに、「自分でなんとかしたい」「弱いところを見せたくない」と強がってしまい、より苦しくなっていきました。 正直「こんなに上手く行かないものなんだな」とより実感してしまいネガティブな考えも出てくるようになってしまいました。そんな時、気にかけて話しかけてくれた日本人の子がいて、思い切って悩みを話しました。 すると、その子も同じようなことで悩んでいて、お互いに共感し合うことができました。強がっていた自分に気づき、少し肩の力が抜けた気がしました。その後は不思議と海外の友達も増え、以前よりも自然に会話できるようになりました。「友達を作ることは簡単なことじゃない」「話したい人と笑い合える時間は当たり前じゃない」と実感し、今では放課後や休日に友達と遊びに行けるようになりました。 ぶっちゃけしんどかった言葉の壁 授業では、わからない単語が多く、特に理科では専門用語、社会ではカナダの歴史を英語で学び直す必要があり、内心とても焦っていました。 テストの範囲は少なくても、英語のハンデが大きく、現地の生徒との差に落ち込みそうになりました。でも先生が「気にしちゃダメ、これからまだ何回もテストがあるんだから」とたくさん「心配しなくても大丈夫だよ」と声をかけてくれたり、授業中わからないところを聞きに行こうとする前に教えにきてくれたりして頑張ることができました。 友達を作る時の英語は日常会話でもスラングの言葉が現地の子は多いから日本で習ったような英語を使わなかったり、「この単語にこんな意味もあったの?」と知ったりすることもたくさんあるけれど「それどういう意味?」と聞けば説明してくれるし、できなかったりわからなかったりしても大丈夫と言って笑って待っててくれるから、言葉の壁があっても乗り越えていくことができました。 ホームシックになった時 カナダに着いたのが金曜日で、最初の数日は休日だったため、一人で荷物を片付ける時間が多く、家族が近くにいない現実を強く感じました。カナダに来て2〜3日でホームシックになり、「自分は大丈夫」と思っていたのに、家族がいないことがこんなに寂しいんだと実感しました。 カナダに来て2週間くらい経って落ち着いてきた時くらいに親と電話して声を聞いただけなのにすごく安心してたくさん泣きました。今はホームシックは感じないけど日本には「帰りたい」とも思うし親の声を電話で聞いたりすると泣きそうにはなります。 留学で私が変わったこと成長したこと 最初のころは、少しの失敗でもすぐに不安になっていました。けれど留学生活に慣れるにつれ、「失敗しても責める人はいない」「みんなが味方でいてくれる」と感じられるようになり、何事も気楽に楽しめるようになりました。 この経験を通して、「変わりたい」と思う気持ちがどんどん強くなり、自分を信じて前に進めるようになったことが、一番の成長だと思います。 留学を考えている人たちへのメッセージ 留学は一人で海外に行くと思うと不安や緊張も多いですが、頑張るあなたのことを必ず誰かが見ていて、支えてくれます。たとえつらいことがあっても、周りの人がきっと助けてくれるので、安心して挑戦してみてください。 「やりたいこと」「挑戦してみたいこと」をたくさん叶えられるのが留学です。怖がらずに、自分だけの留学を楽しんでください。
自己紹介 こんにちは!D-side高校留学アンバサダーのミオです。現在はカナダで卒業留学をしています。 今回の記事のテーマが、先輩のリアルな声、とのことなので、自然体を意識して書いていこうと思います!みなさんの参考に少しでもなれたら嬉しいです。 私にとって一番大切だった「出会い」 ホストファミリーという大きな存在 まずは、私にとって留学の1番重要なパートである出会いについて話していきます。 ここで外せないのはホストファミリーです。私はカナダ人の老夫婦と一緒に住んでいます。 彼らは日本に旅行したことがあるくらい日本が好きで、よく日本の文化について質問してくれたり、日本食を作って振る舞ってくれたりします。 旅行や劇など、沢山のアクティビティにもお金や時間を惜しまず私を連れて行ってくれます。日々の送り迎えやご飯などの身の回りのお世話も忘れてはいけません。 彼ら無しでは私の留学を語れないくらい、私にとってとても大きな存在です。出会えて本当に良かったです。 世界20カ国の友人たち 次に来るのはやはり友達です。私はカナダで、たくさんのかけがえのない友達を作りました。彼らの中には日本まで会いにきてくれたり、そのために今お金を貯めてくれている子達が沢山います。 特に長く時間を過ごした子達との関わりは、私の人生観や性格を大きく変えてくれました。留学をしていなければ彼らに出会うことはなかったと思うと恐ろしいです。 私は合計20カ国の国の子達と友達になったので、今の夢は旅行で全員の出身国を訪れることです!お金持ちになるぞ! 尊敬する学校の先生たち そして私にとってかかせないのは先生達です。私には沢山の仲良しの先生が沢山いて、彼らに会うのを楽しみに毎日学校に通っています。 生徒主体の楽しい授業を考えて作り出してくれる先生達には尊敬しかないですし、私達生徒や留学生のことも最大限に尊重して対等に接してくれる大人は日本には少ないので、素晴らしい出会いが出来たなと思います。 町で出会う人たちの温かさ 道やお店で出会う人達との出会いも大切です!彼らはとてもフレンドリーで、会ったことも無い謎のアジア人である私に挨拶をしたり、話しかけてくれたりします。 地域のコミュニティやボランティアに参加しても、私をよく気にかけてくれる知らない人たちの温かさに触れて、もっと人を信じられるようになった感じがします。 心に残った日々と「毎日が宝物」 次は心に残ったエピソードとの事なのですが、毎日が私の素晴らしい留学を形作る大切な思い出なので、正直特定の出来事を上げたらキリがなくなってしまいます。 旅行やイベントなどの大きめの出来事はもちろん、日々の学校生活や友達と過ごす時間が楽しすぎて、毎日の生活に価値しか見いだせません。 皆さんも来たら分かります!1日も無駄にできないことが! 立ちはだかった「言語の壁」 最初の壁:ホストファミリーとの初日 ここまで楽しい話をしたので、ここからはしんどかったところを話していこうと思います。 やはり、一番しんどいのは言語の壁にぶち当たった時です。 私の場合はそれがホストファミリーと会った日の夜にありました。色々なことを聞いてくれたり、話しかけてくれる彼らに対して、上手く受け答えができないどころか、そもそも何を聞かれているかわからない自分の英語力の弱さに打ちのめされ、めそめそ泣きました。 模試やテストでは得意だったはずの英語に裏切られて、これからどうしていこうか途方に暮れたのを覚えています。 2度目の壁:授業が理解できない日々 2回目の壁は学校が始まってからでした。まずそもそも授業中に何が起きているのか全くわからず、先生の言っていることは95%聞き取れません。 プリントは翻訳アプリを使えば理解できるものの、講義の内容は翻訳できないので、ひたすら周りが何をしているか盗み見ていました。 さらに激震が走ったのは、高校生達と話した時でした。 彼らはごにょごにょと、それでいてとんでもない速さで、スラングを大量に用いながら話してきます。留学生だからといってお構いなしです。 何言ってるのかわからなすぎて、むかついてきていたのが懐かしいです。 リスニングの次に待つスピーキングの壁 その後月日が流れて、リスニングができるようになった後、待ち受けるのはスピーキングの壁です。 相槌のバリエーションがなさすぎて、That’s cool.とThat’s nice.のみを武器にネイティブスピーカーと戦っていました。 そして自分の話をすることはほぼ不可能です。友達の話を聞いて自分が言いたいことを英語に翻訳した時点で、彼らはすでに2、3個先のトピックに移っています。 カナダ人と同じスピードで話すのは至難のわざです。 「自分の話がつまらない」という新たな壁 やっとスピーキングができるようになってきたところで、今度は自分の話がつまらないという壁にぶち当たります。 カナダの幼稚園生程度の語彙力と文法力しか持ち合わせていないのと、そもそもジョークの仕方が日本とカナダでは異なる、という2点で、自分のつまらなさに打ちひしがれます。 世界中の人々が日本語話者になって、私が母国語だとどれだけ面白い人間なのかを見せびらかしたくなります。 英語力を伸ばすために私が続けたこと そんなこんなで、1つ壁を乗り越えるたびに次の壁がすぐに現れるので、2年目の今でも自分の英語力に対する不信感は消えません。 でも、最低でも1年留学してしまえば、英語を話すこと(特に、英語で話して間違いを犯すこと)を怖がらなくなります。しんどい気持ちをいっぱいする分、絶対に努力は実ります。 私の場合は、壁にぶち当たるたびにひたすら、英語の本を読む、英語のYouTube、映画を見る、単語帳で勉強する、とにかく話してみる、などを繰り返して乗り越えてきました。 もちろん一朝一夕でどうにかなる問題でもないので、必死に頑張っていたらいつのまにか解決していた、というパターンがほとんどです。 留学をするだけでは英語力はつきません。崖っぷちの環境で頑張ってこその留学です! ホームシックとどう向き合ったか 他にしんどいことは何かといえば、ホームシックです。 家族とは電話という手段があったので、私は日本に対するホームシックになりました。 私の街にはバスや電車などの公共交通機関が無かったので、ある日無性に電車に乗ってみたくなったり、snsで油そばやオムライスを見るたびに、胃袋を日本に転送したくなりました。 正直ホームシックはどうしようもないので、日本の存在を忘れられるくらいカナダでの生活を充実させるのが解決方法だと思います。 私は何もできない冬に1番ホームシックを感じたので、家で楽しめる趣味などを見つけておくことをオススメします。 正も負も「全部好き」――留学について今思うこと ここまで留学の負の面を晒しあげてしまったわけですが、私はこのしんどかった部分も含めて、自分の留学生活にとても満足しているし、しあわせに感じています。 楽しいこともあったから留学を乗り越えられた、ではなく、私は留学の正の面も負の面も等しく大好きです。 正の面は私の人生の宝物になったし、負の面はそれを乗り越えた自分に自信を持たせてくれました。 これから留学する人へのメッセージ 不安でいっぱいの留学準備期間をすごした私が言えるのは、みなさんが今持っている留学に対する不安要素は現実になりうるけれど、必ずしもそれは悪いことではないということです。 いざ直面してみると立ち向かうしかないので、自分次第でなんとかすることができます。 留学を怖がりすぎず、一歩踏み出してみてからあとは自分でどうにかしてください!私達ならそれが出来ます!信じてください!留学、ぜひしてください! この記事が、まだ迷っている誰かの背中をそっと押せるようなきっかけになっていれば嬉しいです。また次の記事でお会いしましょう!
自己紹介 カナダ西海岸アメリカとの国境近くに位置するバーナビー学区に留学しています、シホです。 私の住む場所は自然豊かで落ち着いた雰囲気の街ですが、電車やバスを使えば約1時間でバンクーバーのダウンタウンへいけるため、静かさと便利さの両方を兼ね備えたバランスの良い場所です。 私にとってほんとうに理想的な留学先です。 学校生活と学びのスタイル 私の学校は今年から少し制度が変わったものの、8時40分始業3時5分終わりの4限制で日本の学校と比べると少し短めになっています。 ホームルーム教室はなく、各授業ごとに違う教室に向かいます。 最初は休み時間ごとに人の流れに合わせて移動するのが新鮮で、教室を間違えたりすることもありました。 今では慣れてしまいましたが、この「自分で動く」スタイルは授業ごとに気持ちを切り替えるきっかけにもなり、個人的にはとても気に入っています。 現地の学生との関わりと学校の雰囲気 基本日本の公立校と同じく住んでいる地域ごとに通う学校が決まるため、現地の子たちは10年以上の付き合いになる子も多く、仲良くなるのが最初は難しかったです。 ただ、カナダは移民の国なのでいろんな人種の子達がいて現地の子たちも慣れているため差別やいじめなどを経験したことや見たこともありません。 むしろ様々な文化的背景を持っていることを尊重する空気が強く、日本とはまた違った安心感をもって生活できています。 放課後についてはカナダは日本に比べるとやることが少なくご飯を食べに行くか勉強かの2択なことが多いです。 ですが、バンクーバーはご飯がとてもおいしく、どのカフェやレストランに入ってもハズレはなく大満足できます。 もちろんホームステイ先のご飯もとっても美味しく毎日の楽しみです。 ホームステイでの生活 私が2年間お世話になっているホームステイ先は中国系カナダ人で、留学生は私一人しかいません。 友人からルームメイトと出かけた話を聞いたりファミリーが出かけて家に1人きりになったりしたときはルームメイトがほしいなと感じることもあります。 ですが1人なことのメリットはお風呂や洗面所を好きな時に使え生活音などを必要以上に気にせず、無駄な争いを避けれることだと思います。 ホストを変える大きな理由でもあるルームメイトとの価値観が合わないという問題を友人たちから聞くたびに1人も悪くないな、と感じます。 カナダの人の温かさに支えられて こうして一人の時間が長い分、外で出会う人たちの温かさをより強く感じるようになりました。 移民国家のカナダならではの人の優しさがバンクーバーの素晴らしさのひとつです。 みんな人に興味無さそうな顔して歩いているけど、洋服どこで買ったの?や似合ってるねと街中で声をかけられたり、初対面なのにインスタ交換しよなどと学校の廊下言われたり。 日本ではありえないくらいフレンドリーな世界です。 最初は驚きましたが今では私も学校でその服可愛いね、などと声をかけれるようになりました。 店員さんも私の拙い英語でも一生懸命聞いてしっかり答えてくださいます。 このような受け入れる姿勢、留学生への優しさ、を毎日のように感じています。 留学を考えているあなたへ 留学を検討中のみなさん、是非バンクーバーにきてください。 自然と都会が調和した環境、美味しい食事、そして何よりも人の温かさが、きっと皆さんの挑戦を支えてくれると思います。 私自身、この場所で過ごす毎日を心から楽しみ、幸せだと感じています。
留学を決めたきっかけ 私の留学の始まりは2023年の8月末、高校1年生の時でした。留学について初めて相談したのは2022年の12月末、3年間カナダで過ごすと決めたのは1月に入ってからと準備を始めたのはギリギリのことでした。 ずっと留学に興味はあったものの、中高一貫校だったため新しい環境へ飛び込むことへの不安や現状維持のほうが圧倒的に楽だという思いから行動に移せずいました。 今考えてもきっと日本で友達と同じような道を進み日々過ごしていた方が楽なことも多かったかもしれません。 それでも、こうして遠い地であるカナダの高校に通えている今考えるとほんとうに留学の決断をしてよかったと心から思っています。 自分を変えたいという想い 私が1番留学に期待していた事は自分を変えることでした。 当時の私は、人生は一度きりというけど人生とはなんなのか、といういかにも思春期らしい気持ちを抱えており、大学受験や将来の進路のことを考え出した時期でしたが目標は何も浮かびませんでした。 そんなときにふと留学という選択肢もあると言うことに気づけたとき、私にはもうこれしかないと直感が働き高校から海外に行くことを決めました。 結果的にとりあえずですがつきたい職種も定まりそのための大学受験についても真剣に考えれるようになりました。もちろんまだ人生とは何かという答えは出ていませんが成人する前に方向性が決まり将来についてたくさん親と会話できたことは留学して良かったことのひとつだと思います。 留学準備の壁と決断 しかし、留学までの道のりは想像以上にとても大変でした。 先程も書いたとおり中高一貫校に通っていたのですが、中学卒業後高校に入学せず海外へ行くという選択をした人の前例がなかったらしく当時の担任や理事長などの先生方から理解を得るのに少し時間がかかりました。 そのまま進学することも考えましたが、日本の学校特有の厳しい校則や毎日有り得ない重さのかばんをもたされ受験のための勉強を毎日させられる教育に息苦しさを覚えていた私には、動画サイトでみつけた海外の学生たちになにか輝くものを感じました。 親や友人は私らしい、とすぐに応援して背中を押してくれたのでとても感謝しています。 新しい環境への不安と期待 今もそうですが友達はみんな同じ高校に今も通っているので少し羨ましく思う時もあります。 いくら冒険や挑戦が好きだと言っても初めての長時間フライト、初めて会うホストファミリー宅、第二言語での日常生活、知り合いは誰1人いない土地に行くということなど不安な点が多かったですが、それ以上に新しい出会いや未来の自分への期待が大きかったのでほとんどのことをスムーズに決定できました。 留学生活3年目を迎えて 今年で留学生活も3年目に突入しますが、来る前にあった大きな期待を超えれるほど毎日はキラキラしていません。 異文化のせいで毎日のようにカルチャーショックを受けるし友達もすぐにできるわけじゃない、もっと細かく言えばたくさん不満はあります。 それでもカナダが好きで仲良くなってくれた友達やホストファミリーのことが好きで、だんだん英語を楽しく話せるようになる自分が嬉しくて、なので、3年目も楽しみで胸をいっぱいにさせながらカナダ行きの飛行機に乗りこみました。 これから始まる最後の年にわくわくとどきどきがとまりません。 留学を迷っているあなたへ 今留学検討中の人、貴方の未来を考えた時、留学にデメリットはひとつもありません。 今は日本でみんなが送ってる青春が羨ましかったり自分の部屋で孤独を感じる夜もあります。 それでもこの大変な毎日を過ごしてきたという経験が必ず私の未来で役に立つということを知っています。 人と違うことをする道を選ぶことはとても勇気のいることですが、その勇気こそが自分の人生を1歩前に進めてくれる力となります。 ぜひ、その1歩を踏み出してほしいです。 知らない世界での生活は必ずあなたを強く優しく、知的で豊かにしてくれます。
私の留学先について 私が留学しているのはカナダのブリティッシュコロンビア州、バーナビーという都市です。バンクーバーのすぐ東に位置していて、都会のような場所と自然豊かな場所が共存している素敵なところです。私は現在グレード10で、バーナビー学区に属するバーナビーマウンテンという高校に通っています。 日本と違うカナダの学校生活 日本の高校で時間割りといえば高校側から決められた6時間授業が思い浮かぶと思いますが、カナダの公立高校は1日4時間授業であり、自分で教科を選べます! 私の学校は2学期制なのですが、私の1学期の授業は1限目がELLの理科、2限目が数学基礎、3限目がELLの英語(日本でいう国語にあたります)、そして4限目がELLの社会になります。初めは3限目が体育だったのですが、女の子が私を含めて2人しかクラスにおらず最初の数回で確実に馴染めないと感じました。 そして学校に在中しているカウンセラーさんに相談したところ、二学期の授業などとうまく嚙み合わせて授業を変えてもらうことができました!私は英語力があまり高くないのでELLのクラスが多めなのですが、ELLのクラスをすごく気に入っています。なぜなら自分と同じくらいのレベルの英語を第2言語とする人々相手だから話しやすいというのと、本当に色々な国の人と出会えるからです。 クラスメイトにはヨーロッパ系、アジア系、中東系はもちろんのこと、アフガニスタンなどあまり馴染みの無い国から来た人もいれば、5か国のルーツを持つ人など本当に様々です。どのクラスも初めは自己紹介のプレゼンからだったのですが本当に多種多様で面白かったのを覚えています。留学生同士ではイントネーションの差などからコミュニケーションをとるのが難しいときもありますが、お互い英語を学びに来ているのをわかっているので、落ち着いて話せるのが良いところだなと思います。 学校の雰囲気と放課後の過ごし方 学校の雰囲気としては明るく、本当に様々なタイプの人を見かけます。 自ら留学生ですと言わなければ自分が留学生だということは街で歩いていても学校にいても中々わからないと思います。私も日本人を見て、カナダ出身の日系人なのか海外生活に慣れてきた日本人留学生なのかは本当に見分けがつきません笑。 私は家に帰ってしまうと何もやる気が出なくなってしまうタイプなので、放課後に学校に残って課題や演習を終わらせてから帰宅するようにしています。また、4限目が終わった後は1階に人が溢れかえるのですが、その後10分ほど経つとさっきまでの人混みが嘘のように静かになるので、その空間が好きなのもあります! ホストファミリーとの生活と週末 ホストファミリーは中華系の方で、なんとなく文化も似ているところが多いので今のところ驚いた文化の違いや気づきはありません。食事面でいうなら、お米が日本のとは違って白くてもちもちしているわけではないので、カナダのお米といえばこれであるという感覚に慣れるまでは少し違和感が拭えなかったことくらいです。 週末は事前に予定を決めていることはあまりなく、当日の朝に友人からの連絡で近くのモールにショッピングに行ったり、仲の良いルームメイトの子やオリエンテーションでできた友人などとバンクーバーの方まで出かけたりして過ごしています。 カナダで得られた学びと魅力 最後に、現時点でカナダで得られた学びについてです。 留学を通して知ったカナダの一面としては、歴史や有名な人物についてです。4限の社会の授業の際に、カナダの先住民寄宿舎学校についての歴史やテリー・フォックスについて学びました。 私はどちらも日本にいるときには聞いたことがなかったので、こちらに来て聞いて初めてそんなことがあったのだという事実を知りました。特に寄宿舎学校の歴史については知れて良かったと心から思いました。 私は留学中の日々の中で、カナダって素敵だなぁとつくづく感じるポイントが2つあります。 1つ目は地域によるとは思いますが、バーナビーを見たときに自然と都市が共生しているところに私はすごく魅力を感じます。 2つ目はやっぱり留学生もカナダの現地生も多種多様で興味深く、様々な魅力を感じられるところです。いろいろな人がいるからか、カナダの現地の人々もまた人の特徴に寛容な気がします。 留学先にカナダを選んでよかった! 留学中の今となってこそですが、留学先にカナダを選ばない理由がないほどカナダの魅力を日々感じています!留学自体を検討している方や国が決めきれていない方は、ぜひ一度カナダについて調べてそこで過ごす自分を想像してみてください。きっと楽しくなること間違いなしです!笑。
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毎年、多くの受験生が受ける大学入学共通テストは、1月の中旬に全国で一斉に実施されます。共通テストは2021年から始まり、それ以前は大学入試センター試験というテストが行われていました。約30年ものあいだ続いたセンター試験から共通テストに変更され、出題の傾向や配点、問題の内容も時代とともに大きく変化しました。 この記事では、長い歴史のあるセンター試験が廃止され共通テストになった理由と、それにともない大きく変わった箇所を詳しく解説します。 センター試験が廃止された理由は? センター試験は1990年から始まり、長年大学入学者を選抜するテストとして国公立志望者だけでなく多くの学生が受験してきました。しかし、近年の急激な時代の流れや、諸外国の入試システムとの比較などさまざまな理由からセンター試験を見直すべきという声が多く上がりました。 それにより、知識中心のセンター試験からより思考力・発想力が問われる共通テストへと大きく変更されました。 センター試験自体の問題 もともとセンター試験は、塾講師や高校の教員をはじめ、教育関係者からよく考えられた優れた問いが多いとおおむね好評でした。その反面、センター試験の解答方法がマークシート形式のため、それに特化した解答方法を教える教師や、テクニックだけを使って解答する受験生が一定数いたことも否めません。センター試験のためのテクニックだけが広まっていることを危惧していた教育関係者が多かったのも事実です。 また、センター試験の問題は記憶力や知識を問うものは多くあるが、判断力や思考力を測るには不足しているとの意見もありました。本来の学力を正確に測れていない可能性を否定できないため、単に知識や記憶力が問われるだけでなく、思考力・判断力・表現力が必要となる問題が多く出題される「大学共通テスト」を導入することになりました。 社会の変動による問題 現代は急速に国際化・情報化が進み、センター試験が始まった90年代から社会は大きく変化しています。スマートフォンが常識となりAIが普及し、それにより機械による自動化や外国人労働者がメインで働いている状況が現実に増えつつあります。 未来が予測しにくく先の見えない現代社会では、単に知識を増やすだけでなくそれを活かす思考力や判断力、柔軟な対応力や表現力を持った人材が世界を担うと考えられています。大学入試でも知識だけを求めるのではなく、問題を発見し協力して解決する力や思考力・発想力を問う出題が必要であるという意見が多くあります。 そのため、大学を受験する高校生に知識や情報を活かして物事を判断する力や、多様なコミュニケーション力を養えるような授業が受けられるように改革が行われています。大学受験の試験を変えていくことで、高校の授業の仕組みも変える動きが盛んになっています。 時代の流れとともに大学入試のあり方を考え直し、知識重視のセンター試験から思考力・判断力、そして表現力に重きをおく大学共通テストへと変わっていきました。今の変化の早い時代を考えると、ただ単に覚えた知識を消去法で答えるのではなく、どの選択肢が正しいのか、正解はひとつでなく複数あるのではないかなど深く考える力が必要となるのは当然の結果かもしれません。 海外の大学と比較した際の問題 イギリスやアメリカの大学が世界の大学ランキングの上位を占めているのに対し、日本はランキング上位に入る大学が少なく、多くの教育関係者から危惧する声があがっていました。そもそも世界の大学入試では、知識を問うペーパーテストは減少している傾向にあり、日本の入試制度はあきらかに世界の潮流とは逆の方向にあります。 アメリカではSATやACTといったテスト形式を使って入試が行われ、大学に提出する書類も高校の成績だけでなく、履修科目の内容や点数、エッセイなど多岐にわたります。それには、今まで学校内外でどのようなことを学んできたか、その人がどういう人物であるかがわかるようにという学校の考えがあります。 日本の教育関係者の中には、アメリカなど諸外国の入試制度を取り入れるべきなのではという意見が多くあります。海外の大学が求めることは、「あなたが何者か」ということであり、自分がどういう人間であるかを自分の言葉で答える必要があります。 海外大学では学力だけでは測れない経験なども含め、多角的に学生を選抜しているといわれており、学校の成績も日本と比べかなり細分化されているようです。このように、点数だけを競って学力で評価するセンター試験のような形式ではなく、受験生の力を多方面から見る必要があるのではないかという声が多く上がり、改革が行われたと考えられています。 実際に、大学入学共通テストでは多くの大学で事前に提出する書類の中に、主体性・多様性・協働性に関する経験について受験生自ら書く項目が追加されています。センター試験を廃止され大学入学共通テストが導入されたのは、単に知識の暗記量で受験生の学力を見るのではなく、多方面から総合的に判断するためといえます。 センター試験廃止後の『大学入試共通テスト』とは 「大学入試共通テスト」とは、長きに渡って行われてきたセンター試験の廃止後、2021年から実施されている試験です。大学入試改革の一環として、何度も比較検討を重ねプレテストを経て導入されました。 主な狙いは、高校生の基礎的な学力を判定し、さらに思考力・判断力・表現力など多面的に評価することです。国公立を推薦ではなく、一般選抜で受ける受験生は往々にして共通テストを受ける必要があります。 また私立大学を志望する場合、共通テストは関係ないと思われるかもしれませんが、実は私立大学でも共通テストを利用して受験できます。すべての学校に当てはまるわけではありませんが、「共通テスト利用方式」という試験を利用すれば、共通テストの成績で私立大学を受験できます。一般選抜を目指す場合は、志望校が国公立、私立に関わらず共通テスト対策が必要です。 大学入試共通テストの特徴 センター試験から共通テストになったことで大きく変更されたのが、出題傾向と受験生が問われるポイントです。これまでは知識を問われる問題が多く出されていましたが、共通テストでは知識技能に加え、思考力・判断力、理解の質に重きをおく評価に変更されました。 また、共通テストの大きな特徴として、読み解くべき文章のボリュームが増えたことがあげられます。暗記すれば解けるシンプルな出題は減少傾向にあり、しっかりと読み込んで理解してから考察する必要があります。 文章や資料の量も増えたため、解答を出すまでに時間がかかることもあるでしょう。それをふまえ、どの問題から解くべきか、解答していく順序や時間配分まで頭に入れておく必要があります。解答方法がマークシート方式であることはセンター試験から変わっていませんが、これまでのような単なる選択問題であるとは考えないほうがよいでしょう。選択肢の文章も考えて工夫されており、問題文のみならず選択肢の文章も長く、理解力が問われるのが最大の特徴といえます。 英語の配点が大きく変更 出題形式以外に大きく変更されたのが、英語の配点です。センター試験では英語の配点はリーディングが200点、リスニングが50点の合計250点満点でした。しかし、共通テストではリーディング100点、リスニング100点の合計200点満点になりました。これはセンター試験に比べリスニング力が重要視され、より実践的な英語力が求められるようになったといえます。配点比率自体は各大学で独自に設定できるため、必ずしも1:1になるとは限りませんが、リスニングに力を入れているのは明らかです。 リーディングでも試験時間は同じ80分のままです。出題内容の変更に加え分量も大幅に増えたことで、多くの英文を正確に読む力が必要となりました。この変更には、単に単語を覚えるだけでなく、コミュニケーションを想定した明確な目的や状況の設定をきちんと理解できているかを重視する狙いがあります。 科目や解答形式に変更はなし 共通テストは5教科30科目、地歴公民は合わせて1教科で構成されており、センター試験と変わりありません。また、解答方法がマークシート方式であることもセンター試験と同様です。出題範囲は高校1年、2年次の学習内容が多く占めており、この点もセンター試験変わっておらず、解答方式や科目には大きな変更点はありません。 1月中旬の2日間で全国一斉実施される 試験日程は、共通テストになっても変更はありません。毎年1月の13日以降の最初の土曜日・日曜日に全国で一斉に実施されます。一校だけでなく、いくつかの国公立を志望する場合は2日間とも受験する必要があります。 グラフや文章などを読み取る資料の分量が増えた 共通テストでは知識技能に加え、思考力・判断力に重きをおいた出題が多くなりました。つまり、より高度な読解力が求められ、多くの資料やデータから考察する力を問われる問題が増えたといえます。 また、日常生活の中から問題を見つけ出し、自ら解決方法を導き出すといった思考力を必要とする問題も教科や科目問わず数多く出題されています。文章や資料の量が多いため、しっかりと読みこまなれければ理解するのは難しく、解答を出すのに時間を要する可能性があるでしょう。 多角的な能力が求められる 共通テストでは、資料の分量が増え初見の資料や日常生活や社会に関連した題材が多く出題される傾向にあります。多くの資料や題材が使用することで、思考力・判断力・表現力が問われ、知識量だけでなく多面的に受験生を評価するのが狙いです。 そのため、全体として出題のボリュームがアップしており、長文を読み込む力が必要となってきます。知識量よりも、概念を理解する力と限られた時間内に考えをまとめて答えを出す必要があります。 難易度に変わりはない これまでのセンター試験に比べて共通テスト難しい印象を受けるかもしれませんが、実際はどうでしょうか。実は、共通テストで出題される問題の難易度はさほど上がっていません。高校の学習指導要領に沿って出題されるため、そこから多く逸脱した範囲が出題されることはありません。 内容にはボリュームがありますが、基礎知識がある受験生にとっては取り組みやすくできているといわれています。資料も比較的読み取りやすく、選択肢の判断もそれほど複雑ではありません。 とはいえ、共通テストで出される問題は思考力や読解力が求められ、ボリュームに厚みがあることは明らかです。共通テストの出題形式に慣れるためにも、事前の対策は必要です。 センター試験が廃止されてメリットはある? ひとつは、英語の配点が大きく変更されたことによりリスニングの得意な学生、またはリスニング対策をきちんと行ってきた人は得点が伸びやすいことが挙げられます。海外経験のある人、帰国子女にとっては有利になるでしょう。 それ以外にも、出願数に制限を設けておらず、共通テスト利用方式を使える大学、学部であれば複数の出願が可能であること、複数の大学の対策を同時に行える点もメリットといえます。共通テストの対策をしっかりしておけば、それだけ合格できる可能性は高くなります。 また併願も可能なため、高得点を得られれば大学自体のテストを受けずに合格することもあり得ます。単独の場合、2次試験を受ける必要がないため、共通テストに集中して対策できる点もメリットといえるでしょう。 さらに、共通テストは一般的に受験料が安く、多くの場合は地元で受験できるため移動時間や費用が抑えられます。体力の消耗も少なくすむのもテストを受けるうえで大切なポイントです。 英語のリスニング対策をして受験に備えましょう! 共通テストの英語に関してはリスニングの配点が増え、音声を流す回数も1回しか流れない問題があったため、大きく変更がありました。センター試験では、リーディングとリスニングの配点比率が4:1となっており、英語の文章や単語を読む力が重要視されてきました。 一方共通テストでは、センター試験のときよりもリスニングの重要性が高くなり、グローバル社会に対応するべく、より実践的な英語力を見る方向にシフトしたことは明らかです。センター試験で出題されていたアクセント問題や、文法の知識を問う並べ替え問題などは廃止されたため、これまでの英語試験対策とはまったく違うアプローチが必要です。 また、センター試験ではすべての問題で音声を2回流していました。しかし、共通テストでは聞き逃しがあってもカバーできない問題があります。1回のみの読み上げで配点は約60%のため、共通テストの英語で高い点数を目指すのであればリスニング対策が非常に重要です。 しかし、リスニングはただ聴き取れればいいわけでなく、聞いた内容からグラフを読み取るものや文法や構文を使って内容を考えるものも出題されます。選択肢の内容も正しく理解する必要があり、多量の英語を聴き続ける集中力とスピーディに理解する処理する能力が大切なポイントです。 試験前に集中してリスニングの練習をすればいいという付け焼き刃のようなやり方では対応できない可能性があるため、日頃から英語のリスニング対策をしておくことが重要です。 まとめ 共通テストでは大学で学ぶための基礎学力となる知識のほかに、思考力・判断力・表現力・読解力が重要視される傾向にあります。共通テストに向けて、まずはしっかりと基礎固めをしていきましょう。それぞれの教科に対して土台となるような基本知識をつけておかないと、単なる丸暗記では太刀打ちできない可能性があります。 その次に、思考力です。普段から「自分の解答は本当に正しいのか、間違っているとしたらどこが違うのか」、「ひとつの事がらから、どのような結果が導かれるのか」など状況を整理して考えるくせをつけておきましょう。常に物事に関心を持ち、単に答えを覚えるのではなく、「なぜ、そういう答えになったのか」と常に疑問を持つことが重要になってきます。 高校1年生、2年生は、まずは基礎学力をしっかりと固めることが次への思考力へのステップにつながります。受験生に関しては、苦手科目を早めに克服して、共通テストの過去問を参考に実践問題に多く触れることで出題と解答方法に慣れておく必要があります。見慣れない出題があっても、焦らずじっくりと状況を整理し、今まで培ってきた自分の知識と結びつけて解答へ導いていく力が重要です。
【高校留学】そもそも奨学金とは? 家庭の事情などにより経済的な問題で進学が難しい学生に向けて、進学に必要な学費の付与や貸与を行う制度を「奨学金制度」といいます。 国や自治体、大学、企業、NPOなどの民間団体がさまざまな奨学金制度を設けています。 国内で最も有名な奨学金制度は、国が支援している「独立行政法人日本学生支援機構(JASSO)」の奨学金です。 【高校留学】奨学金には種類がある 奨学金には、大きく分けて2種類あります。 返済不要の「給付型」と返済が必要な「貸与型」です。 給付型:返済不要 給付型の奨学金は、返済の必要がなく、受け取ったお金を全額もらえる奨学金です。 中には学費だけでなく、留学先での滞在費や生活費などの費用もすべてまかなってくれる奨学金もあります。 返済が不要な給付型の奨学金ですが、受給するためには厳しい条件をクリアする必要があります。 英語などの高い語学能力が必須であり、志望動機書も説得力のあるものを書かなければなりません。 また給付型の奨学金は利用用途が限られている、などの制約もあります。 給付型の奨学金は返済不要というメリットがある一方、受給資格のルールが厳しく、貸与型に比べると採用人数が少ないというデメリットもあります。 貸与型:返済必要 貸与型の奨学金は、返済が必要な奨学金で、留学終了後に奨学金を返済します。 受給した奨学金により、返済期間や期限、利率は異なります。 貸与型の奨学金は、給付型の奨学金に比べると申し込みの条件が低いことが多いです。 また給付型の奨学金と違い、応募期間や利用目的などの制約も少なく、奨学金を獲得しやすい特徴があります。 さらに、貸与型は利子が付く有利子の奨学金もあれば、利子の付かない無利子の奨学金があります。 有利子タイプの奨学金は、借りたお金に利子を足して返済する必要があるため、無利子タイプの奨学金がより好まれる傾向にあります。 しかし、無利子タイプの奨学金は、有利子の奨学金に比べて利用条件などが厳しいことから、多くの方が有利子型の奨学金を利用しています。 貸与型奨学金のメリットは、募集をかけている団体が多く種類が豊富なことです。 利用条件が低くため受給しやすく、在学中は返す必要がないのもメリットです。 一方、貸与型奨学金は就職状況によってはすぐに返済できない可能性があります。 すぐに返済できない場合にどうするかといった不安や、受給には連帯保証人が必要なことも貸与型奨学金のデメリットといえます。 貸与型奨学金を返済できない場合は個人信用情報機関に登録されてしまうため、貸与型の奨学金に応募する際は奨学金の利用方法や、卒業後どのように返済していくかなどを熟考してから応募する必要があります。 返済できる範囲の金額を把握したうえで、借りるのも有効な手立てといえるでしょう。 【高校留学】おすすめの奨学金リスト ここからは、おすすめの奨学金をご紹介します。 高校留学で利用できる奨学金の種類は、私費留学で利用できる「給付型奨学金」、私費留学で利用できる「貸与型奨学金」、交換留学で利用できる「給付型奨学金」、進学留学(大学留学)で利用できる「給付型奨学金」の4つの項目に分けられます。 私費留学で利用できる給付型奨学金 私費留学で利用できる給付型奨学金は、下記の7つです。 ①トビタテ!留学JAPAN日本代表プログラム【高校生コース】 トビタテ!留学JAPAN日本代表プログラム【高校生コース】は、トビタテ!留学JAPANが提供する奨学金プログラムのひとつです。 トビタテ!留学JAPANは文部科学省が主導の大学生と高校生を対象とした留学支援機関で、2013年10月にスタートしました。 トビタテ!留学JAPAN日本代表プログラム【高校生コース】は、高校生を対象に世界に通用するグローバル人材を育てることを目的に、若者の海外留学をサポートするプログラムです。 高校生コースだけでなく大学コースもあり、短期留学、長期留学など、さまざまな留学プランに対応しています。 日本国籍で、日本での永住を許可されている人が対象の奨学金です。 高校生コースでは、日本の高等学校、中等教育学校後期課程、特別支援学校高等部、高等専門学校、専修学校高等課程在籍が応募資格となります。 奨学金申し込み時に成績や語学力は求められませんが、留学の前後に研修があります。 海外留学向け奨学金の中でも認知度が高く、応募者も多い一方、高校生コースは大学コースよりも応募者が少ないため狙い目の奨学金プログラムといえます。 ②UWC日本協会「UWC奨学生」 UWC日本協会とは、公益財団法人で、UWCはUnited World Collegeの略です。 本部は、イギリス・ロンドンにあります。 世界各国から優秀な学生を選抜し、留学などの国際教育を通して世界で活躍する豊かな人材育成を目的とした民間教育機関で、日本にも支部があります。 現在までにイギリス、イタリア、オランダ、ノルウェー、アメリカ、カナダ、シンガポール、香港、インドにUWCの高校が開校しています。 UWC日本協会は、UWCの考え方やプロジェクト賛同して1972年に発足されました。 UWC日本協会では、日本からUWCの高校に派遣される高校生の選抜や、奨学金の支給などを行っています。 奨学金の対象は日本に国籍があり、派遣される時点で満16歳以上になる人です。 そのほかに自身が通っている学校長からの受験の了承、英語検定の成績証明書の写しの提出が必須条件です。 また、ほかの留学選抜への応募歴や応募予定がないこと、日本協会の選抜会に受験歴がないことが条件など、やや厳しい規定が設けられています。 奨学生に選ばれた場合、約2年の留学期間の授業料と寮の費用、食費、教科書代などの留学にかかる費用、渡航費用、ビザ費用のすべてをカバーされます。 ③EILサポーター奨学金 「EILサポーター奨学金」は、日本国際生活体験協会(EIL)が提供している奨学金プログラムです。 日本国際生活体験協会は、異文化交流の促進を目的に発足した団体で、世界で初めてホームステイプログラムをはじめた団体です。 EILは1932年にアメリカで発足し、日本のEILができたのは1956年です。 歴史が長く、各国でさまざまな留学プログラムを実施し、留学生のサポートを行っています。 EILの奨学金制度は、ほかの団体の奨学金に比べて非常に充実しているのが特徴です。 EILの交換留学プログラムは、学業でよい成績を修めているほか、人柄のよい生徒を参加対象にしています。 応募条件は成績や人物重視だけでなく、中学校1年から応募時の現在までで1学年の欠席日数が8日以内、遅刻と早退が8回以内というルールがあります。 ④AFS平和の鳩プロジェクト 「AFS平和の鳩プロジェク」は、AFSが提供している奨学金プログラムです。 AFSは公益財団法人で、「留学や異文化交流を通じてあらゆる年代の人が文化や考え方が共生できるように」をモットーに留学や、国際交流キャンプなどの体験を提供している団体です。 AFSでは複数の留学プログラムを実施しており、高校生だけでなく中学生の留学プログラムもサポートしている数少ない団体です。 さらにAFSの留学プログラムに参加する人向けに、AFS独自の奨学金制度を多く取り揃えています。 奨学金制度の対象は、AFSの留学プログラムに参加する人の中で奨学金がなければ留学が難しい人です。 奨学生として採用された際は、AFSの広報活動に積極的に協力することが条件になっています。 ⑤ICCグローバルリーダー高校留学奨学金 「ICCグローバルリーダー高校留学奨学金」は、ICC高校留学が提供している留学奨学金プログラムです。 ICC高校留学は、10代の海外留学をサポートするグローバル教育コンサルタントです。 ICCグローバルリーダー高校留学奨学金は、個々の成長だけでなく、安全な高校留学の実現を最優先に考えている団体です。 そのため無料の個別相談会などを行い、学生の夢や留学をサポートしています。 またカナダ、ニュージーランド、オーストラリアに支社があり、日本人スタッフも在籍しています。 留学中に何か困ったことがあっても身近に相談できる日本人が現地にいるなど、留学中のサポートが充実しています。 さらにICC高校留学は、留学後のフォローも行っているのが特徴です。 奨学金の対象は、派遣が翌年となるため、応募時で中学3年生、または高校1、2年生の在学生(日本の教育機関に在籍している学生)です。 ICC高校留学プログラムに参加する方が対象で、留学は1年が絶対条件となっています。 選考を受けるには、無料個別相談への参加が必須です。 個別相談の後に、学力試験や作文などの無料の適性判断を受けてから留学プログラムに申し込みます。 奨学金の選考は、留学プログラムに申し込んだあとに始まります。 ⑥広島県教育委員会高校生海外留学等助成事業(一般留学) 「広島県教育委員会高校生海外留学等助成事業」は、広島県教育委員会が提供している奨学金プログラムです。 異文化間協働活動を推進している広島県は、これから社会で活躍する若い世代のグローバル教育や実践的なコミュニケーション能力の育成に力を入れ、小学生の段階から異文化間協働活動を実施しています。 その活動のひとつが、奨学金プログラムです。 広島県教育委員会は、奨学金のほかにも留学に役立つプログラムの紹介や、実際に留学した先輩のメッセージ、留学中の悩みなどを載せた冊子の作成、海外姉妹校との交流会なども実施しています。 新型コロナウイルスの影響で渡航ができない時期は、オンラインの交流会も開催していました。 奨学金プログラムでは、留学を目指す高校生を対象に留学に必要な費用の一部を負担しています。 助成金額は最大30万円で、往復の航空券、授業料、ビザの費用などが対象です。 県立高校に在籍していること、3か月以上の留学プログラムに参加する人が対象です。 ほかの奨学金との併給も可能ですが、広島県からの助成金を併せて30万円を超える分については減額されます。 また帰国後は、報告書の提出をはじめ、報告会や留学推進イベントへの積極的な参加が義務づけられています。 ⑦リクルートスカラシップ スポーツ部門 「リクルートスカラシップ スポーツ部門」は、株式会社リクルートが行っている奨学金プログラムです。 1971年の創業10周年の際に、社会貢献を目的としたリーダーシップがあり向学心旺盛な人をサポートするために作られました。 今回紹介するのはスポーツ部門ですが、ほかにも音楽やアート、学術分野でも同様に募集が行われています。 さまざまな部門で、今後世界で活躍しそうな日本の優秀な若者をサポートしています。 リクルートスカラシップ スポーツ部門では、プロ・アマチュアを問わず、スポーツで世界トップを目指し海外の教育機関で学ぶアスリートを対象としています。 海外に拠点をおくため、スポーツの学びにかかる費用や中学・高校からの海外留学を支援しています。 奨学金の支給額は、2種類です。 ひとつは、月額30万円からの海外に拠点を移し、留学する費用のサポートです。 もうひとつは、年間1,000万円上限のアメリカ留学にかかる費用のサポートです。 どちらも支給期間は2年間ですが、再度選考に応募できるため、選考を通過したらさらに2年間の奨学金を受給できます。 応募資格は1998年以降に生まれた人で、自ら応募フォームを提出し、面接で受け答えができる必要があります。 さらに日本国籍があり、海外へ進学予定の方が対象です。 スポーツの実績があることも必須条件であり、奨学金受給者は毎月報告書を提出することが義務づけられています。 私費留学で利用できる貸与型奨学金 私費留学で利用できる貸与型奨学金で主なものは、下記の2つです。 貸与型のため、返却する必要です。 ①日本政策金融公庫(JFC) 日本政策金融公庫は、国民や企業、銀行の資金調達や金融サポートを行い、国民の生活向上を目的としている財務省所管の特殊会社です。 奨学金だけでなく、さまざまな金融サポートや融資を行っています。 日本政策金融公庫は国の教育ローンと称して、海外留学をサポートする貸与型奨学金を行っています。 日本学生支援機構の奨学金と併用でき、3か月の短期留学にも対応しています。最大で450万円を借りられ、金利は年1.95%固定です。 借りた奨学金の用途は自由で、学費、留学中の生活費などに使えます。 年収などが理由で銀行などからお金を借りることが難しい方でも、日本政策金融公庫なら借りられるケースもあります。 オンラインで申請可能なこと、返済期限は最長で18年、金利も固定制で後から返済できることがメリットです。 審査は書類審査のみで、入学資金を借りたい場合は合格を確認できる書類を提出する義務があります。 在学中の学費資金を借りたい場合は、在学を証明できる書類の提出が義務づけられています。 ②日本学生支援機構(JASSO)貸与奨学金 日本学生支援機構は独立行政法人で、文部科学省所管です。 留学だけでなく国内の学校に通う人をサポートする奨学金があります。 日本に在籍している学生だけでなく、海外から日本へ留学する学生のサポートも行っています。 海外留学の奨学金は、給付型、貸与型のどちらもあります。 貸与型の奨学金は長期留学にも短期留学にも対応していて、海外での学位取得、短期留学のサポートを行っています。 高校生が日本学生支援機構の奨学金を利用する場合は、大学に入学したあとに申請できます。 応募条件は、高等学校または専修学校高等課程最終2か年の成績の平均が3.5以上であることなどがあります。 受給額は自身で選べるようになっていて、入学前から申請できます。 受給期間は入学から学位取得までで、利率は奨学金貸与の終了時に決まります。 交換留学で利用できる給付型奨学金 交換留学で利用できる主な給付型奨学金には、下記の2つがあります。 ①海外留学推進協会「アメリカ高校交換留学プログラム」 一般財団法人の海外留学推進協会は、アメリカなど世界各国の海外留学を無料サポートしている団体です。 奨学金サポートだけでなく、留学情報の提供、奨学金情報の提供、留学手続きなどをメインに行っています。 高校や大学留学だけでなく、語学学校などの短期留学もサポートしています。 海外留学推進協会のアメリカ高校交換留学プログラムでは、日本の高校生を対象にアメリカの高校の交換留学を行っています。 アメリカの公立高校に10か月間通えるプログラムで、授業料は海外留学推進協会が負担してくれます。 アメリカへの航空券、ビザ取得費用、生活費などはかかりますが、ボランティアのホストファミリー宅に滞在できるため生活費を抑えられます。 アメリカ高校交換留学プログラムに参加する学生のうち、とくに優秀な学生には25万円が支給されます。 留学生活について毎月レポートの提出すること、帰国後はオリエンテーションへの参加が求められます。 応募条件は、留学出発時に高校や高等専門学校などの教育機関に在籍していることと、過去に米国の学生ビザを取得していないことです。 審査は、中学生からこれまでの成績などをみる書類審査と、英語の能力模擬試験、作文、面接などの適性検査が行われます。 ②オデッセイIT奨学金 オデッセイIT奨学金は、株式会社オデッセイ コミュニケーションズが高校生対象に行っている奨学金プログラムです。 株式会社オデッセイ コミュニケーションズは、コンピューターやインターネットを使いこなせる知識とスキルを証明するIT資格の試験の実施、運営を行う企業です。 オデッセイIT奨学金は、ITスキルと国際コミュニケーション能力を持つ人材育成を目的としています。 ITの知識がある高校生の留学を支援する奨学金制度で、2006年に設立されました。 選抜された学生に留学費用の一部を負担しています。 オデッセイIT奨学金の対象者は、AFSの年間派遣プログラム内定者です。 オデッセイ コミュニケーションズが実施するIT資格、またはマイクロソフト オフィス スペシャリスト、IC3、VBAエキスパート、アドビ認定プロフェッショナルなどのIT分野における国家資格のいずれかを持っている学生が対象です。 奨学金の審査は、AFS選考試験結果と奨学金申請書類などの書類審査で決定します。 書類審査では、保護者の所得や学校の成績もみられます。 奨学金の受給者は、帰国後の近況報告、AFSへ留学レポート提出、イベントで体験談発表など、広報活動への参加協力が求められます。 進学留学(大学留学)に対しての給付型奨学金 進学留学(大学留学)に対しての給付型奨学金には、下記の2つがあります。 ①British Council Japan IELTS Award(IELTS奨学金) British Council Japan IELTS Awardは、公益財団法人日本英語検定協会とブリティッシュ・カウンシルが主催する奨学金制度です。 毎年、年間4名の学生を選出し、大学への進学支援を行っています。 対象者は応募時に日本に在住しているほか、IELTSのスコアがOverall Score6.0以上で、IELTSのスコアを使用して大学留学する人です。 すべての大学が対象ではなく、IELTSの成績を入学条件にしている大学に限られています。 奨学金の審査は、応募用紙やIELTSのスコアレポートなどの必要書類による書類審査と、面接による審査が行われます。 奨学金の受給者は留学中の体験談や写真の提供、IELTSの広報資料への協力が必須条件となっています。 ②福岡県アンビシャス外国留学奨学金 福岡県アンビシャス外国留学奨学金は、福岡県が提供している奨学金です。 福岡県内の高校生を対象としている海外の大学進学を支援する制度です。 条件は高校在学、もしくは卒業していて福岡県に1年以上継続して住んでいることです。 福岡県に住んでいる方は応募できますが、本人ではなく、両親が福岡県に住んでいる場合でも応募が可能です。 受給額と期間は両親の所得によって変動しますが、最大で200万円を最長4年間受給できます。 奨学金の審査には、願書、成績証明書や推薦状などの書類審査に加えて、小論文と面接審査があります。 奨学金の受給者は、楽器終了後のレポート提出、出発前後には福岡県知事や福岡県アンビシャス外国留学奨学金の支援者に挨拶、成果の報告が必要です。 さらに、青少年アンビシャス運動の活動への参加なども求められます。 【高校留学】奨学金の選ぶ際のポイントは? 奨学金を選ぶ際のポイントは、下記の3つです。 応募条件をチェック 奨学金は多数あり、紹介した制度は一部です。 多数ある奨学金ですが、応募条件が同じものはなくさまざまです。 自身が応募資格に当てはまるかは、応募前に確認する必要があります。 奨学金に応募する予定であれば、早くから準備を始めましょう。 応募要項を読むだけでも時間がかかるため、自身が対象かどうかを早めに確認することをおすすめします。 給付型の奨学金は応募条件が厳しく、認知の高い奨学金は倍率が高いです。 しかし、留学する人だけが対象のため、国内の奨学金よりも応募者数は少なく奨学金取得の確率も高いです。 自治体の奨学金も検討する 奨学金プログラムを行っている都道府県の自治体も多くあります。 広島県や福岡県のほかにも、埼玉県や大阪府、神奈川県などでも実施されています。 留学の目的を明確にする 奨学金プログラムには、アメリカの高校に留学する人、海外に拠点を移しスポーツに励む人向けなど、留学先や留学の目的が限定されていることも多いです。 留学先で何をしたいかを、しっかり考える必要があるでしょう。 留学の目的がはっきりすると、ご自身が得られる奨学金の種類も見つけやすくなるのではないでしょうか。 【高校留学】奨学金応募の際の注意点 奨学金の応募の際の注意点は、下記の3つです。 スケジュールの確認をする 奨学金の申し込みのスケジュールは、奨学金によってさまざまです。 必要書類や条件もまったく異なるため、条件やスケジュールは念入りに確認する必要があります。 締め切りに合わせて、資格の勉強や奨学金の手続きなどを計画的に進めていきましょう。 奨学金は、海外留学前に受給できる場合もあれば、海外留学中に毎月受給される場合もあり、受給方法も異なります。 奨学金をいつ、どのように受け取るのかを事前に確認しておきましょう。 給付型の場合は対策が重要 給付型の奨学金の選考は、条件などが厳しいです。 書類審査に加え、作文や面接などの試験もあります。 給付型の奨学金を受給したい方は、早い段階から試験対策と準備を進める必要があります。 給付型の奨学金を受けられない場合は、教育ローンや貸与型の奨学金プログラムを検討するとよいでしょう。 貸与型の場合は返済目途の計画をする 貸与型の奨学金、あるいは教育ローンを利用する場合は返済が必要です。 留学が目的の場合は低金利で奨学金を借りられるケースが多いですが、利子が付くため借りた以上のお金を返済する必要があります。 いつから返済が始まるのか、返済期限がいつまでなのか、事前に確認しましょう。 返済計画を立てて、借りる金額が無理のない範囲かをよく検討してください。 【高校留学】まとめ 高校生の海外留学を支援している奨学金についてご紹介しました。 留学奨学金は返済が必要のないものや、返済が必要なもの、利子がつくもの、長期留学に対応しているもの、短期留学に対応しているものなどさまざまな種類があります。 ご自身の留学の目的や叶えたい夢、留学の期間などにあわせて見合った留学奨学金を選んでみてください。
カナダの高校生のリアルな1日を大公開! 「海外の高校に留学に興味があるけど、実際の生活がどんな感じなのか不安...」と感じる方も多いのではないのでしょうか、そんな方に向けて、現在カナダの項羽校に留学中の私が学校があるリアルな1日のスケジュールを紹介します! ▶︎ 7:45 起床 朝は、だいたい8時前に起きます。朝ごはんは、シリアルやパンが定番。私のホストファミリーは、朝ごはんを食べないため、毎朝自分で準備しています!日本とは違い、カナダでは朝ごはんを食べない人が多い印象です。 ▶︎ 8:45 通学 私の学校は、9時に学校が始まります。私のホームステイ先から学校まで徒歩10分程度と近いため、通学はとても楽ですが、他の留学生の中には登下校に電車やバスで50分以上かかる人もいます。 現地の高校生は、スカイトレイン(電車)やバス、車での送迎、電動スクーター、スケートボードなど、さまざまな方法で通学しています。中には電動一輪車で登校する生徒もいて、まさに海外ならではの光景です! 特にバス通学の生徒は、満員で乗れなかったり、デモの影響で運行停止になったりすることもあり、大変そうです… ▶︎ 9:00 1時間目 [Law Studies (法律学)] カナダの高校では、日本とは違いホームルームがないため、登校後すぐに授業が始まります。 法律の授業では、カナダの法制度や選挙システムや世界の法律や過去の裁判などについて学びます。専門用語が多く、予習が欠かせません。テストはノートやプリント持ち込みOKの「Open Book」形式もありますが、記述力が求められる難易度の高い内容です。 ▶︎ 10:30 2時間目 [Social Studies (社会)] 2時間目は、社会の授業です。このクラスでは、グループワークやエッセイ課題が多く、発言やプレゼンの機会も頻繁にあります。 授業時間は、75分ありますが、受け身の授業ではないからか、意外とあっという間に感じます。 ▶︎ 11:45 ランチタイム 2時間目の後は、お昼休憩です!私はホストファミリーが作ってくれるランチを持参することが多いです。ランチは夜ご飯の残りを持っていくことが多いです。 多くの生徒は、サンドウィッチやリンゴをジップロックに入れるだけのシンプルなもので、日本のお弁当のような凝ったものは少なめ。 学校には、カフェテリアもあり、ランチを購入することも可能です。 ↑購買で売っているクッキーです。手のひらくらいのサイズです!2.5ドルです。 私の学校の周りにはレストランがないため、Uber Eatsでランチを注文する生徒も多く、学校の駐車場で受け取っています。日本の高校では考えられないですよね!(笑) ▶︎ 12:30 3時間目のクラス [English (英語)] ランチの後は英語の授業です。現在English12を履修中です。短編小説読んでお話を分析するほか、スピーチやディスカッションもあります。震度が早く、英語が第一言語ではない留学生には難しい内容ですが、Aを取ることを目指して頑張っています! ▶︎ 13:40 4時間目のクラス [Food Studies(食品学)] このクラスでは週に2〜3回調理実習があり、それ以外の日は調理実習の振り返りや次回のレシピの確認などをします。 クッキーやマフィン、パン作りのほか、カナダならではの多国籍な料理も作ります。パンは生地から作るなど、結構本格的です! 4〜5人のグループで調理するため、友達を作りやすいクラスでとてもおすすめです。 ▶︎ 14:55 学校終了! これで授業は終わりです。 私の通う高校ではセメスター制で、1学期に4教科、2学期に別の4教科を履修します。そのため、同じ科目を毎日受けるため、集中しやすい反面、すこし飽きることも。 放課後の過ごし方 平日は友達とモールやカフェ、図書館で過ごすことが多いです。カナダ(特にBC州)では高校卒業にボランティア活動が必須のため、以前は週に1回ほど放課後に小学校での学童ボランティアもしていました。 短期留学生は外出が多いですが、私は卒業目的の留学生なので平日は週2回ほどしか外出しません。卒業目的の場合は、遊びと学業のバランスが重要です。 まとめ:カナダの高校生の1日はこんな感じ! カナダ留学では、日本とは違った時間割や授業スタイル、自由な校風が魅力です。この記事が、カナダ高校留学を考えている方にとって、リアルな高校留学生活のイメージが湧いたら嬉しいです。
コロナ禍で2020年は高校留学が難しい年でありましたが今年はワクチン接種や対策が功なし、今年度の9月に多くの生徒がカナダへ高校留学しに渡航されました。 今年だけではありませんが、渡航された生徒の親御さんから学校を決める段階で「どこの学校が優秀なんですか」と聞かれることが多いんです。 カナダも教育委員会が10を超えるので、どういった学区が優秀なのか地区毎の特徴を見ながら考察していきたいと思います。 〈ポイント〉 ・APやIBプログラムを取り扱っているかみる ・教育システムの質が高いとこをみる ・街の治安や住んでいる層を見る ・卒業率、進学率の高さを見る ≪留学レポーター≫ 小さい頃から海外旅行の影響で海外に興味を持ち中学3年生の時にカナダで高校留学を決意。英語力が皆無な状況で渡航しながらも持ち前のコミュニケーション力で留学中に色んな国の友達を作ることができた。高校留学の経験が自分を大きく成長させてくれたといっても過言ではない。現在は高校留学の素晴らしさを伝えるためにディーサイド留学情報センターのカウンセラーとして勤務。 【バンクーバー郊外】 カナダ高校留学1:バーナビー学区 バーナビー学区はBC州内でも最大規模の学区と言われており、バンクーバーからも電車で30分程と利便性も高いことから留学生から人気のある学区です。 そんな人気なバーナビー学区ですがカナダで最大のアドバンスプレースメントプログラムを実施していることから高い学業プログラムを提供しております。 また音楽やダンス、演劇など多彩なアーツ&パフォーミングプログラムを提供しております。 私が思うにバーナビー学区は留学生のサポートが手厚く、卒業後の進路がアメリカ、カナダの名門大学に輩出されている学校も多いので優秀なのではないかと思います カナダ高校留学2:コキットラム学区 コキットラム学区は世界で最も住みやすい都市として評価の高いメトロバンクーバーにあります。 この学区は56年以上の長い歴史があり、各学校には最先端の技術と設備が備わっており質の高い教育を提供しております。 私が調べたところコキットラムは都会と自然が調和した場所で留学性には馴染みやすい場所かなと思いました。またBC州でも最も優れた学区と高い評価をされているので質の高い教育を受けられるのではないでしょうか。 カナダ高校留学3:リッチモンド学区 リッチモンド学区はバンクーバー市内から約20分のエリアにあり、多様な人種がいることで知られています。 この学区は留学生向けの英語プログラムに特化しており、英語力が高くない方でもリッチモンド学区のELLプログラムを受講することで高い英語力を身に付けています。 何よりもELLプログラムを修了した留学生の卒業率はBC州でも圧倒的に高いらしいのでこちらの学区は英語力に自信はないけどしっかりカナダの高校を卒業したい方にオススメかもしれません。 カナダ高校留学4:デルタ学区 デルタ学区はバンクーバーから30分ほどでまた、アメリカ国境にも近い場所にあります。 デルタ学区はアドバンス・プレースメント(AP)に加え国際バカロレア(IB)の両方に力を入れています。BC州でも高い卒業率と進学率を誇り優秀な生徒を輩出しております。 また留学生の数は10%を切っているので英語環境でしっかり英語力を伸ばすことも期待できます。 個人的にはデルタ学区にあるシアコムセカンダリースクールはIBプログラムを提供し多くの卒業生は一流大学の奨学金を獲得しているのでレベルの高い大学に進学したいのならこういった学校が良いのかもしれません。 カナダ高校留学5:ラングレー学区 ラングレー学区はショッピング、レクリエーションエリアがあるなど周辺が整っています。 ラングレーは全ての学校が留学生向けの英語力強化サポートを提供しているので英語力が低い生徒でも安心して高校の授業に取り組むことができます。 また幅広いデザインプログラムを提供することで生徒は自ら目標を見出すことができるので高校留学中に将来、自分の目標を見出したい方にはラングレー学区は良いのかもしれませんね! 学校もIBプログラムやIT、スポーツに特化したコースと各学校に特徴があるので学校も比較的に決めやすいかと思います。 【ビクトリア】 カナダ高校留学6:ビクトリア学区 ビクトリア学区はテクノロジーに力を入れた学区で科学ラボ、コンピューターラボ、スポーツ競技情などと学校には、なかなかない充実した設備が整っています。学区には留学生をサポートするアドバイザーカウンセラーからELL教員、ホームステイコーディネーターとスタッフも充実しています。 この学区は生徒ひとり一人のニーズに合った幅広い科目が揃っているので目的によって希望にあった学校を選ぶことができます。個人的には学業というより音楽、芸術、テクノロジー、スポーツなど専門分野を極めることに興味がある方にオススメかなと思います。 【カルガリー郊外】 カナダ高校留学7:カルガリー学区 カルガリーは冬季オリンピックが開催されたことでも有名な都市でカナダの中でも最も晴れの日が多いのが特徴です。 そんな場所にあるカルガリー学区ですが学力水準が他の学区や欧米諸国よりに高いことが国際学力調査によって証明されています。 カルガリー学区には留学生コーディネーターが常駐してますので生徒のキャリアに関する相談や授業の選択に関するアドバイスをしてくれるので留学中、そういった面は安心できます。 個人的にはカルガリーは医療制度、商業施設も充実しており学力水準も高いので良いかもしれませんね。 カナダ高校留学8:ゴールデンヒルズ学区 ゴールデンヒルズ教育委員会は寮滞在とホームステイを選択することができるカナダでも珍しい学区です。場所もカルガリーから車で30分離れた場所にあり、学区には美しい大草原が広がっています。 こちらの学区にもストラスモアハイスクールとドラムヘラースクールに寮設備が備わっており24時間体制のスタッフケアに充実しているので高校留学で寮生活したい方にはオススメです。 カルガリー学区も含めゴールデンヒルズ学区があるアルバータ州はカナダでも1、2位を争う教育システムの質が高いので個人的に寮生活を通してしっかり勉強されたい方にいいんじゃないかと思います。 カナダ高校留学9:ウエストバンクーバー学区 ウエストバンクーバーはバンクーバーのダウンタウンからわずか20分離れた場所にある美しいコミュニティです。平均気温が25℃と快適な気温で夏にはハイキングやセーリング、水泳などとサマーアクティビティを楽しむことができます。 ウェストバンクーバーは治安も良く設備が整っているので富裕層エリアとしても知られています。 こちらの学区は毎年90%以上の学生が卒業し大学進学を果たしているので質の高い教育システムが整っているのではないかと思います。個人的には富裕層エリアということもあり、教育にしっかり投資しているという考え方もできますね。 カナダ高校留学10:ニューウェストミンスター学区 ニューウェストミンスターは歴史ある都市で歴史ある建築物があるということで知られていましたが近年では大幅な改修工事で急成長を遂げ、様々な商業設備ができました。 こちらの学区には学校は1校しかありませんが最近、近代的な校舎にリニューアルし現地生徒から留学生まで注目を集めています。 また20ヶ国の国籍からなる留学生がプログラムに参加しているので留学中にカナダ以外の文化に触れることができます。 個人的にはニューウェストミンスターの学校は他の学区の学校よりも校舎が綺麗なので一度、ニューウェストミンスターの校舎紹介動画をみていただければと思います。 まとめ いかがでしたでしょうか? 各学区の特徴をお伝えしながら、優秀なのかどうか個人的な意見で伝えましたが、そもそもカナダの高校には偏差値というものはないんです。 もちろん教育の力の入れ方に多少の違いがありますが優秀さを測る基準というものはないので、留学先を決める際は学区や街の特徴などが自分の希望に合うかどうか考慮して決めるのが良いかもしれませんね! 高校留学ワールドは1999年から毎年150名近くの高校留学したい生徒を交換留学、私費留学、正規留学、短期留学など幅広いプログラムを提供し海外へお送りした高い実績を持っています。担当のカウンセラーが生徒ひとり一人に質の高いサポートを提供しておりますので、親御様も安心して、お子様を高校留学させることができます。 また高校留学ワールドは評判の良い教育委員会との提携があるので現地でも生徒が充実した留学生活を送ることができます。 ディーサイド留学情報センターでは対面カウンセリングはもちろん、zoomカウンセリングでのリモート対応も可能なので全国の高校留学したいお客様をサポート致します。 詳細は公式ホームページにてご覧くださいLINE@でも専門カウンセラーとチャットができるので是非、友達追加してください! 高校留学コラム一覧はこちら 高校留学ワールドHPはこちら LINE@に登録して気軽に留学相談しよう 資料請求はこちら 無料カウンセリングはこちら
留学するためには「学生ビザ(Study Permit)」の取得が必要になりますが、取得方法は留学先により差異があります。ビザにも取得条件があるため、学生ビザの取りやすい国を留学先として選ぶのもよいでしょう。この記事では、留学先として人気の高いカナダの学生ビザについて、申請方法や必要書類。取得費用などについて詳しく解説します。 カナダ留学に学生ビザが必要なケース カナダ留学で、学生ビザが必要になるケースについて紹介します。次のいずれかに該当する場合は、学生ビザを取得しなければなりません。 ・6か月以上滞在する留学の場合 ・Co-opやインターンの予定がある場合 それぞれの条件について概要を解説します。 6か月以上滞在するケース 教育機関へ通うことを目的にカナダへ6か月以上滞在するときは、学生ビザを取得しなければなりません。次のような学校に通う場合には、学生ビザが必要になるケースが多いです。 ・大学・短大・専門学校・コミュニティーカレッジなど高等教育機関 ・ボーディングスクール ・語学学校 これらの学校では、基本的に6か月以上のカリキュラムが組まれています。なお、あえて6か月以内のコースを提供している語学学校もあるため、学生ビザの取得を面倒に感じる方はカリキュラム期間を確認してみてください。児童・生徒向けのサマーキャンプなど、1か月〜2か月程度の短期留学であれば、学生ビザではなく観光ビザで滞在できます。 なお、学生ビザを使ってケベック州で就学する方は、ビザに加えてケベック州独自の許可証「Certificate of Acceptance of Quebec(CAQ)」も必要になります。 6か月以内でも必要なケース 6か月以内の滞在であっても、以下のいずれかに該当する場合は学生ビザが必要です。 ・学位授与の資格を有する学校(公立・私立)にフルタイムで就学しつつ、キャンパスで働く場合 ・参加カリキュラムが6か月以上で設定されている場合 ・実習プログラム(Co-opやインターンなど)がカリキュラムに含まれる場合 観光ビザであっても6か月までは就学可能ですが、そのあいだの就労は認められていません。一方、学生ビザであれば大学や大学院などへ留学している学生に限り、週20時間までの就労が認められます。(単純な語学留学の場合は学生ビザでの就労不可) Co-opやインターンの予定があるケース 先述したとおり学生の身で就労したい場合は学生ビザが必要になりますが、Co-opやインターンの予定があるカリキュラムは少なくありません。Co-opとは「Cooperative education」の略で、大学側が主体となる就業体験プログラムです。インターンシップは企業側が主体ですが、Co-opは学校側が主体となっているため単位を取得できます。 また、インターンシップは無給のことも多いですが、Co-opは報酬が支払われることも特徴です。Co-opやインターンでは働きながら英語を学べるため、短期間であっても飛躍的に英語力が向上するといわれています。ただし、観光ビザでは就労が認められていないため、一定の範囲内での就労が認められている学生ビザを取得する必要があります。 カナダ学生ビザ申請にかかる費用 カナダの学生ビザ申請にかかる費用は、次の2種類です。 費用種別 費用 (1カナダドル=110円時の目安) 学生ビザ申請料 150カナダドル (16,500円) 個人識別情報 (バイオメトリックス) 登録費用 85カナダドル (9,350円) カナダの通貨は、「カナダドル(CAD|Canadian Dollar)」です。昨今は、対アメリカドルと同じく対カナダドルでも円安傾向にあり、ビザ申請費用の負担感が増しています。 カナダの学生ビザ申請の前にやること カナダ留学時の学生ビザ申請をスムーズに進めるためには、事前に準備することが大切です。 以下の2つの「やること」を事前に確認し、必要な手続きを進めましょう。 ・必要書類の準備 ・健康診断の受診義務の確認 カナダの学生ビザ申請では、特定の条件下で健康診断の受診が義務付けられています。 具体的には、過去1年間で6ヶ月以上健康診断が必要になる国に滞在していた場合などです。 健康診断の受診が必要な国については、IRCC公式サイトで確認可能です。 健康診断が必要な場合、受診から結果がIRCCに送られるまでに時間がかかることがあります。 申請スケジュールに余裕を持って、早めに受診を検討しましょう。 なおカナダの学生ビザ申請時に必要な書類については、次の項目で解説します。 入学許可証を発行してもらう カナダへ学生ビザを申請するには、留学先の学校から発行される入学許可証が必要です。まず前提として、留学生を受け入れられるのはカナダ政府から認可されているDLI(Designated Learning Institutions)認定校のみとされています。DLI校には学校独自の10桁番号(DLI番号)が付与されており、入学許可証(Letter of Acceptance)にも記載されていることが特徴です。 なお、DLI認定校の一覧はカナダ市民権移民省(Immigration and citizenship)のホームページで公開されているため、これから留学志望校を決める方は参考にしてみてください。 オンライン申請しない場合はバイオメトリクスを済ませておく カナダ大使館などで直接ビザを申請する場合は、あらかじめバイオメトリクス(個人識別情報の登録)を済ませておく必要があります。バイオメトリクスは、カナダ政府から日本国内でのビザ申請手続きサポートを公認されている「VFS Global」が事前予約制で対応しています。登録までは時間がかかるため、余裕をもって行動しましょう。 カナダ学生ビザ申請に必要な書類 カナダの学生ビザ申請に必要な書類としては、次の5つが挙げられます。 ・学生ビザの申請書 ・パスポートのコピー ・証明写真 ・留学先からの入学許可書(Letter of Acceptance) ・資金証明(英文かつカナダドルでの記載) ・PAL(Provincial Attestation Letter) ・後見人宣誓書 ・その他、必要に応じて求められる書類 学生ビザの申請書については、カナダ政府もホームページで案内が掲載されていますが、すべての項目を自分で埋めることは難しいかもしれません。(参考|Applying for a Study Permit outside Canada)不安な場合は、留学アドバイザーに相談したほうがいいでしょう。 高校留学Worldでは、ビザ申請や銀行口座の準備などもサポートしています。カナダ留学に必要な書類を自分だけで用意するのが難しいと感じた方は、ぜひ高校留学Worldを頼ってください。 次の項目からは、上記の必要書類の中でも特に注意が必要な入学許可証・PAL・資金証明・後見人宣誓書について解説していきます。 入学許可証 入学許可証(Letter of Acceptance: LOA)は、カナダ政府が指定する学習機関(Designated Learning Institution: DLI)から発行される、あなたがその学校に入学を許可されたことを証明する書類です。 学生ビザ申請の根幹となる書類であり、基本的に提出が必要です。 PAL(Provincial Attestation Letter) PAL(Provincial Attestation Letter:州政府発行の証明書)は、2024年1月22日以降にカナダ国外から学生ビザを申請するほとんどの留学生に新たに必須となった書類です。 これは、カナダの各州・準州が、自らの管轄区域で受け入れる留学生の数を制限するために導入されました。 PALは州ごとに発行されるため、留学先の州によって申請プロセスや必要書類が異なる場合があります。 また、PALは学生ビザ申請の「前提」となる書類であり、PALの取得自体がビザの発行を保証するものではありません。 PALの導入により、学生ビザの申請プロセスに時間と手間が加わったため、早めの準備がより一層重要です。 資金証明 資金証明(Proof of Funds)は、カナダでの留学期間中に必要な費用を十分に賄える経済力があることを証明するための書類で、年間最低20,635 CADが必要です。 資金証明書の具体例は銀行の残高証明書(英文)、学費の支払証明、奨学金証明などです。 これによりカナダ滞在中に財政的に困窮せず、公的資金に頼ることがないことをカナダ政府に示します。 後見人宣誓書 カナダの学生ビザを申請する際、17歳未満は後見人(カストディアン)が必須となり、後見人宣誓書が必要です。 また19歳成人の州などでは18歳以上でも後見人が必要になることがあります。 学校が提供するカストディアンサービスを利用する場合は、学校が指定する形式に従って書類を準備しましょう。 カナダ学生ビザ申請の流れ【オンライン】 カナダの学生ビザを取得したい場合は、自宅で対応できるオンライン申請がおすすめです。 マイアカウント(IRCC secure account)を作成する 学生ビザ申請書に必要事項を入力する 必要書類をアップロードする 申請料金を支払う それぞれの手順について詳しく解説します。 マイアカウント(IRCC secure account)を作成する カナダ政府の「IRCC secure account 登録ページ」から、マイアカウントを新規登録します。アカウント登録の種類として「GCKey username and password」、「Canadian Interac® Sign-in Partner」の2つが表示されますが、前者の「GCKey」で作成する手法が一般的です。 登録サイトの規約内容に同意したら、WEBサイトの指示に従ってユーザー名やパスワードなどを登録します。登録情報を忘れないように、どこかにメモしておきましょう。 マイアカウントでログインすると、マイページが表示されます。「Apply to come to Canadaを」からPersonal Check Listに進み、ビザ申請の目的や入学許可証の有無などを入力してください。そのあと、学生ビザの申請書や必要書類一覧をダウンロードします。 学生ビザ申請書に必要事項を入力する 学生ビザ申請書に必要な情報を記載します。記載方法が分からなければ、高校留学Worldのアドバイザーに相談してみてください。 必要書類をアップロードする 証明写真やパスポートのコピー、入学許可証など学生ビザの申請に必要な書類をアップロードします。留学先の州ごとに求められる書類には差異があるため、申請ページに表示される提出リストを確認しましょう。たとえば先述したとおり、ケベック州ではCAQが必要となりますし、留学先の州で未成年と見なされる場合に保護者の宣誓書や後見人の宣誓書なども求められます。 申請料金を支払う 学生ビザ申請代金の150カナダドル、個人識別情報 (バイオメトリックス) ...